アート型ビジネスって具体的にはどんな形のことを言うの?この問いへの答えとしての事例をシェアすることを目的に開催しているのが、『こんなことが、こんな形で仕事になるの?』(以下こんシゴ)という企画です。ぼくから見て勝手に、アート型ビジネス的だと思う活動をしている人をゲストに呼んで、「自分が本当にやりたいことをどうやって見つけたのか?」「それがどんなプロセスで仕事になっていたのか?」などを根掘り葉掘り聞いていきます。
アート型ビジネス実践の鍵はとにかく「多くの事例」に触れること
アート型ビジネスとは、自分が本当にやりたいこと、やってるだけ楽しいと感じることを仕事にすることです。これは、お客のニーズありきで組み立てる一般的なマーケティング的ビジネスとは真逆のアプローチです。とにもかくにも、「自分のこれをやりたい!」って気持ちがいちばんに大事にされる。楽しい気持ちからスタートし、最終的には自分にしかできない形、独自性が高いサービスに昇華させていきます。そこまで到達するには時間がかかりますが、人とは違って自分にしかできないことをやれている実感が日々あることは、ぼくたちを嬉しい気持ちにさせ、とても強い愛着が持てるビジネスになっていきます。
ただ、1つ大きな問題があります。アート型ビジネスをやるにあたって、ほとんどの人が事例に触れたことがなさ過ぎる点です。事例に触れていないと、アート型ビジネスの考え方にはすごい共感したけど、具体的に何をどう進めていけばいいのかイメージできないとなってしまいます。
そこでそんな問題を解消するために作ったのが、この企画です。自分が本当にやりたいことを、自分にしかできない形で、仕事にし(ようとし)ている人をゲストに呼んで、ぼくがインタビューしながら何がポイントなのかを解説していく。1回だけじゃなくいろんな分野、いろんなタイプの人の事例に触れることで、ちょっとずつアート型ビジネスを実践していくときのイメージがついていきます。この事例のインプットの積み重ねが、見通しを与え、自分のことに落とし込むときにアイデアをひらめきやすくしてくれます。
「未完成形」の人もどんどんゲストに呼びます
「こんなことが、こんな形で仕事になるの?」のゲストは、いろんな段階にいる人を呼ぼうと思っています。具体的に言うと、第1回ゲストの我武者羅應援團のむっちゃんこと武藤貴宏さんなんかは、活動をスタートして15年近く経っていて、すでに華々しい実績も作っているので、時間をかけて唯一無二の形を作るひとつの「完成形」です。完成形を作り上げるまでのゼロからの経緯を全部聞くことで全体像がイメージしやすくなる反面、ちょっと先を走り過ぎていて自分事にはしにくい人もいるはずです。
よって「こんシゴ」のゲストは、アート型ビジネスにシフトして間もない人もたくさん呼んでいこうと思っています。そっちの方が自分のちょっと先のイメージがつくので、「私も今からやれることをやっていったら、1年後2年後にはこんな状態になれてるかもしれない」と見通しを持ちやすいからです。
今回のゲストは?
第2回のゲストには、アート型ビジネスにおいてちょっとだけ先を行く先輩に位置づけられるような人を選びました。今回特にフォーカスを当てたいのは、「どうやって本当にやりたいことを見つけることができたのか?」です。アート型ビジネスの全体像で言えば、ここですね。
アート型ビジネスで実は一番時間がかかるのが、このステップ2「執着に出会う度をする」部分です。人からの評価や結果がついてこなくても、これだったら5年とか10年とか楽しんでやり続けられるかもというイメージが持てること。この執着の対象と出会うことができれば、ゴールまで半分がぐらい来たようなものです。
ただ、ほとんどの人が本当にやりたいことを見つけられていないのが実際のところ。見つけたつもりでも1~2年やってある程度やっていることができるようになってくると「飽きた」と思ってまた次に、ということを繰り返す人も多いです。だから、本当にやりたいことってどうやって見つかっていったのかというプロセスを知ることはものすごく意味があります。また、やりたいことが見つかっている人が「どんな感覚なのか」を知ることも。
今回のゲストは、高嶋れい子さんです(4年前までぼくがやっていたホンモノ経営塾の卒業生さんなので、そのときの呼び方でれこりんと呼んでいます)。
↑なぜか使えるのがヤギと写ってる写真しかないみたいw
れこりんはバナーでは文字数の関係で、「WEB版セレクトショップ運営」という肩書きにしましたが、いろんなことをやっている人です。れこりんが運営するWEBショップ「Room Euphoria」はこちら。すごいかわいいプロダクトがで溢れてるから一回覗いてみてください。
「自分が好きなのはこういうもの」というこだわり基準が強くある人なので、そのハードルを超えて「これはいい」と思ったものを仕入れて自分のWEBショップで扱ったり、自分でプロダクトを作っているものもあります。現状でいうとオリジナルのノートや、スマホケースなどですね。それ以外でもいろいろとやっていることはあるようですが、詳しいことはまた当日・・・。
↑絵やデザイン未経験者のれこりんが自分でゼロからデザインして作ったノートやiphoneケース
ゲストに呼ぼうと思った2つの理由
ぼくがれこりんの活動のどこがおもしろいと思っているかというと2つ理由があって。1つはホンモノ経営塾に通っていたときは、英語コーチとして売れていくことを目指していたからです。
↑英語コーチをやっているときのアメブロはこんな感じみたいです
ぼくも人のことは言えないですが、4年前とやってることがもう全然違うやん!っていう点です。何がきっかけで、どういう想いがあって今の形にたどり着いたのかを知りたいっていうとことです。それが、「こんな形で仕事になるの?」の答えになるからです。
もう1つは、れこりんがSNSで影響力を持っていない点です。多くのフォロワーがいるインフルエンサーや、講座やコミュニティを主催するファンビジネスのオーナーが、すでにいる自分のファンに手帳や何かしらのオリジナルグッズを作って販売するケースはよくあります。作る前からある程度ニーズがあることも予測できるので、作ったけど買いたい人が誰もいないみたいな失敗のリスクが少ないですよね。
ただ、れこりんは、まったくそういうタイプではないんですよね。ファンが多くいるからってわけじゃなく、本当に自分のために、自分がほしいものを世界のどこから探して見つけてきて、いいと思ったものを並べるWEBショップを作ってみたり、自分が文房具へのこだわりが強過ぎて「こんなノートがあったらいいな」と思うものを自分で作ってみるところからスタートしています。ので、ビジネスとして成立するかどうかは考えずに、自分が楽しいと思えることをやろうと思って始めているんですよね。まさにこれはアート型ビジネスの王道的なスタートの仕方ですね。
でも、自分のために作ったオリジナルノートをFacebookで予約注文を受け付けてみると、想像を超えて80件以上の申込があってびっくりしたとか・・・
↑れこりんのFacebook投稿から拝借
しかもちょっと聞いてみると、小さいときに絵がうまかったわけでもないし、絵を描いてみたいと思ったことも一切ないとのこと(じゃあなんでこんなに絵がうまいんだろう)。
というわけで、
・なんでそんなことをやろうと思ったの?
・じゃあ、稼いでいかないといけないけど生活はどうしてるの?
・ゼロから全くやろうと思ったことがないことをやろうとするときに不安はなかったの?
・今振り返ると本当にやりたいことに出会うのに何がポイントだったと思うか?
みたいなことをいろいろと直撃インタビューしてみたいなと思って今回オファーしました。
主催者プロフィール
山田研太(やまけん)
株式会社ホンモノ 代表取締役
凡人出身の天才について研究しているプロデューサー。過去には個人事業主の売上を3ヶ月でアップさせるホンモノ経営塾を主宰して約1000人の卒業生を輩出。ただ現在はその逆で、短期で売上をあげることよりも、自分にしかできないことを形にする”アート型ビジネス”を提唱。その考え方を独自の「論文」形式にまとめて定期的に発表している(論文vol.1『天才系(アート型)ビジネス〜移住〜』(2020年11月リリース)、論文vol.2『表現者シップ』(2021年5月リリース))。
アート型ビジネスの場として『天プロ』(自分の天才性をビジネスに落とし込み、唯一無二のポジションをつくるためのアート型ビジネスの世界にどっぷり浸かる短期留学プログラム)を主宰。天プロを通してよくある起業塾からは生まれようがな変わったサービスが次々生まれつつある。2018年ごろからKADOKAWAから「今年、天才について書いた本を出します」といって全然出る気配がないので本を出す出す詐欺として一定の認知を得ている。
イベント詳細
■タイトル:第2回『こんなことが、こんな形で仕事になるの?』〜悩み疲れて吹っ切れたら、本当に好きなことが仕事になっていった〜
■ゲスト:高嶋れい子さん
■日時:10/30(土)14時〜16時(終了後会場にて懇親会)
■参加費:1,500円(税別)
■参加方法:渋谷周辺での現地参加かzoom参加
■参加申込こちら
https://1030yamaken.peatix.com
■懇親会について
懇親会のお申込は、現地参加を選択された方に後日別途ご案内を出します。会場でそのまま行う感じで、軽食とアルコール、ソフトドリンクが出て、参加費は1,500円(税別)です。
追伸
上でも書いたんですけど、アート型ビジネスで一番難しいのは、本当にやりたいことと出会うこと。こればっかりは、いつどうやって出会えるかをコントロールできないからです。今日かもしれないし、10年後かもしれないしね。ただ、ぼくが関わる人がちょっとでも早くそれを見つけられるために、本当にやりたいことを見つけた人について過去に遡って調査をし、その人たちに共通する考え方や行動をある程度一般化し、「やりたいことを見つけたい人がやるといい行動」を明確にしようとしています。
ってことで、れこりんという貴重な調査対象(笑)の過去1年半分ぐらいのFacebook投稿を見返してみたんですけど、これがおもしろい。それを常々研究してるぼくとしては、自分が作ってるフレームワーク(理論)に当てはまることも多く、また新しい発見もあり勝手にすごいテンションがあがりました。ということで、勝手に気になった投稿を時系列でちょっとずつ並べさせてもらいました。ここを見るだけでも楽しいはず!
↑手放すことのスタートが始まったよう。コロナが広まってから3ヶ月ちょっとですかね(この投稿はこちら)
↑引越しが決まった模様(この投稿はこちら)
↑6年ぐらいやってきたことをやめることを決断した模様(この投稿はこちら)
↑まだこのときは、次にやりたいことが見つかってないし、見つかる気配すら感じられない(この投稿はこちら)
↑意図的に立ち止まった数ヶ月の振り返り。ここ超大事!(この投稿はこちら)
↑やっとエネルギーが出てきたのかな。インテリアや空間デザインの勉強をしたくなったみたい(この投稿はこちら)
↑インテリアや家具を探しまくるのは昔からあったみたい。でもセレクトショップ構想はまだ出てきてない(この投稿はこちら)
↑ぼくの言葉で言うと、「執着」について大きな発見があった模様。これも超大事!(この投稿はこちら)
↑これを見て才能なんていうのは、活かされて初めてわかる結果論だと改めて思った件(この投稿はこちら)
↑自分が求めているものはどうやって見つかるのか?がわかる投稿(この投稿はこちら)
↑年が明けてやってみたかったカレンダーを「自分のために」作った模様(この投稿はこちら)
↑ここで初めてサイトを立ち上げる話が出てきた!(この投稿はこちら)
↑ぼくの言葉で言う「葛藤資産」を、自分の長所=資産と認められるようになった話(このnoteはこちら。)
↑ここ遂にセレクトショップ的WEBサイトがオープン!(この投稿はこちら)
ここからいろんなアイテムが増え、オリジナルのプロダクトたちが生み出されていきます。
ここは当日話を聞きすね!
↑時間があったらいつもおしゃれな物を探してるんだな・・・やっぱ執着に勝てるものはない(この投稿はこちら)
ということで、追伸がすごく長くなっちゃいましたが、自分が本当にやりたいこと、人と一緒になるのは嫌で自分にしかできないことを形にしたい人にとっては、学びのエッセンスがたっぷりの2時間になると思います。なので、興味がある方は、ぜひご参加くださいね!
申込はこちらです。
https://1030yamaken.peatix.com
追追伸
ゲストのれこりんに登壇の依頼をするために数年ぶりに連絡を取ってみたところ、ぼくの論文2を読んでくれていたことが分かり。それだったら、感想教えてくださいよー!ってお願いしたら送ってくれたのがこれです。↓
ってことで、この感想を見られて、論文2『表現者シップ』に興味を持たれた方はこちらの記事をご覧ください。
アート型ビジネスや天プロのことを、もっと知りたい方はこちらもご覧ください!
やまけん(山田研太)が秘密の話を書く場所です。
恥ずかしい話、最近考えていること、賛否両論出て炎上するかもでSNSでは書くのをためらうこととかです。すごいおもしろい自信があるので、ぜひ一度読んでみてください!おもんなかったら、即解除してくださいw