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その人の中にある「唯一無二性」を引き出すプロデュース理論

唯一無二の存在をたくさん研究して

ぼくはこれまで、唯一無二性をもった存在について調べてきました。売上を追うことよりも、自分にしかできないことを追求してきた人たちです。

具体的には、下記のような人(会社含む)たちです。

画家であればピカソ、ゴッホ、モネ、岡本太郎、草間彌生、村上隆とか。芸人でいえばダウンタウン、アンタッチャブル、ジャルジャル 、ナイツ、チョコプラ。ミュージシャンで言えば、ビートルズ、マイルスデイヴィス、椎名林檎、あいみょん、perfume、RADWIMPS、宇多田ヒカル、とか。他にも建築家の安藤忠雄、小説家の村上春樹や司馬遼太郎、吉本ばなな、映画監督の黒澤明、アニメ監督の宮崎駿、アートディレクターの佐藤可士和、石岡瑛子、お片づけのこんまり、経営学者のドラッカーなど。ビジネスで言えば、ほぼ日、ラーメン二郎など

彼らについて調べていく中で、「他とは被らない唯一無二の存在」になるために、何が必要な要素になるのかが、はっきりと見えてきました。そしてそれは、ぼくがこれまで学んできたマーケティング的な考え方とは、真逆と言ってもいいぐらいまったく違うものでした。

彼らが自分たち「独自のスタイル」をどのように構築していったのか。また彼らそのスタイルをどのように世間に認めさせたのか。具体的にはどのようなアプローチで評価を作り、また熱狂的なファン基盤を築いていったのかについては、論文『天才系(アート型)ビジネス〜vol.1 移住〜』に書きました。

唯一無二を目指す人の頭の中

彼らは「自分が作りたいものを作る」ことをやり続けています。マーケティングでは、リサーチやヒアリングによって見込客のニーズを探り、市場の最大公約数を狙って、できるだけ多くの人が欲しそうなものを作りますが、その逆をやっているわけです。

ニーズに合わせた活動をする一番のメリットは、短期間で結果が出ることです。ただデメリットもあって、他の同業も同じことを考えて実行するので、どこまでいっても「似たようなもの」ができちゃうことです。なので、マーケティング的なアプローチをしながら、他とは被らない唯一無二の存在になるのはほぼ無理です。

唯一無二の存在になった人たちが考えてきたことは、「自分が本当にやりたいことは何か?」「自分にしかできないことは何か?」といったことです。彼らが売れていくまでのプロセスを調べていくと、そこには必ずといっていいほど「クセの強さ」があります。そのときの業界の常識やお約束からはみ出てたり、逆をいってるんですね。だから、はじめのうちは、バカにされるか見向きもされません。ごく少数の人だけがそのクセの強さに惹かれて、熱狂的なファンになるのがスタート地点です。

唯一無二の存在とは熱狂的なファンの積み上げ

熱狂的なファンとは、他にスイッチしないファンのことです。なぜスイッチしないのかというと、他に似たものがないからです。だからスイッチしないというよりは、他では物足りなくて満たされないから、スイッチできないという方が正確です。漫画の『HUNTER×HUNTER』は漫画にしてはあり得ないぐらい休載が続いていますが、ファンの熱は冷めるどころか、ずっと心待ちにしている人がどれだけいることか。これがまさに熱狂の状態です。

マーケティングでは顧客との接点を持ち続けることの重要性が説かれますが、継続するフォローがあることによって続いているファンは、本当の熱狂的ファンとは言えません。またどれだけ熱量が高い自分のファンでも、あの人のファンでもありこの人のファンでもある、みたいなミーハーなファンは、生まれやすいけど、すぐに飽きて他にいっちゃいます。恋愛でいうと、何股もかけて遊んでるのに近い感じなので、軽いわけです。

熱狂的ファンは、他にスイッチできないので、積み上がっていきます。だから、マーケティング的なアプローチをせず、クセが強くても、自分がやりたいことで他とは被らないことをやり続けていくと、ファン層は下のグラフのようになります。初速は遅いけど、熱狂的なファンをつくることができるので、着実に右肩あがりに増えていきます。

■ほぼ日の手帳の販売部数の推移(18年間)

出典:株式会社ほぼ日 2019年8月期決算説明会資料

■「アートの島」と言われる直島の観光客の推移(16年間)
出展:直島における地域活性化の事例研究

売っているのは「もの」ではない

唯一無二の存在になっている人たちが、本当に売っているのは「もの」ではありません。彼らが売っているのは他との違いであり、唯一無二性です。

例えば、上で紹介した、株式会社ほぼ日の手帳の売上の推移を見てわかるのは、彼らが売っているのは手帳ではありません。ほぼ日は、「ほぼ日刊糸井新聞」という日刊でその日中に読まないと消えてしまうエッセイを20年以上休むことなく更新し続けていますが、彼らが売っているのは「ほぼ日」から伝わってくる雰囲気みたいなものです。このエッセイは無料ですが、このエッセイが日常の一部になっている熱狂的なファンにとっては、ほぼ日は唯一無二の存在です。

ほぼ日のファンが、毎年ほぼ日の手帳を選び続ける理由は、他よりも機能が良いからではありません。もしそうなら、手帳という極めて模倣しやすい物販の商品が、広告を一切使わずここまできれいに右肩上がりに売れ続けるなんてことはありえません。彼らは、ほぼ日が「好きで、愛着がある」から、ほぼ日から何かを買いたいと思っているわけです。なので彼らが、売っているものは、他との違いからくる「他にはない愛着」です。

これは好きなミュージシャンのライブに行って、Tシャツを買うのと一緒です。Tシャツが欲しいから買うわけではないですよね。「好き」だから、実用性はなくても、何かを買たくな買っているわけですね。これこそが、マーケティングとはまったく違う、ものの売り方であり、必要性や実用性がないものの買われ方です。

このロジックを理解できると、ビジネスに対する捉え方が180度変わってきます。じわじわ伸ばしていく方法なので時間はかかりますが、自分が本当に作りたいものを作ったら、それを心から喜んでくれるいつも待っていてくれる人がいる。そして彼ら熱狂的なファンが、次のファンを誘って連れてきてくれるという状態をつくることができます。

『天プロ』でやっていること

ぼくは、ここまで書いてきたように、売上をガンガン上げていくことよりも、自分にしかできないことをやって唯一無二の存在になることの方に強い興味がある人のサポートをしています。だから、短期的に売上を上げることを一番求めている人のサポートはしていません。最新の集客ノウハウも教えていません。10年ぐらいかかってもいいから、自分にしかできないことを形にしたいと思っている人だけに、がっつり濃く長く関わっていくスタンスです。

具体的には、『天プロ』というプロデュースプログラムです。正式名称は「自分の天才性をビジネスに落とし込み、唯一無二のポジションをつくるための天才系(アート型)ビジネスの世界にどっぷり浸かる短期留学プログラム」なので、天プロとはその略称です。

参加しているメンバーは、もうほんとに様々です。普通の会社員や主婦で、「何をしていくかはこれからゼロベースで決める」という人から、画家、作曲家といった比較的珍しい職業の人、逆に競争が激しくて差別化が難しいコーチングやセラピスト、美容師をやっている人まで、バラバラです。全員に共通しているのは、「ビジネスを自己表現のひとつの手段」と捉えて、自分にしかできないことを形にしたいと思っていることです。

この天プロの中でぼくがやっているのは、その人の中にある「唯一無二性」を引き出すこと。そして、その唯一無二性を「その人にしかできないビジネスやサービス、活動」に落とし込むことです。

「こういう形でやれるとおもしろくないですか?」

ぼくが、プロデューサーとして関わるメンバーに対して、唯一無二性を見つけた上で、それを具現化するコンセプトを提案したときに、うまくハマったかどうかはすぐにわかります。うまくハマったときは、本人が興奮しているのが表情やリアクションでわかったり、目に涙を浮かべて感動したりするからです。グループコンサルの形式でこういった提案をして、うまくハマったときは、その場に立ち会った全員が「あ、これは見つかったってことだな!」とわかります。それぐらいわかりやすくそのアイデアなりコンセプトなりに、強烈に反応します。そこまで感動するのは、唯一無二性が「自分の中にあった」ことに驚くからです。

ただ、そんな使い方や表現の仕方があったとは、自分では考えもしなかっただけです。自分の中に元々(多くの場合ずっと昔から)あったものなので、これからやることを難しく感じることはありません。むしろ、「そんなことでいいの?そんなんだったらいくらでもできる」という感覚です。また、実際に形になる前に、すでに、「これはたしかに自分にしかできないことだ」という実感が伴います。唯一無二性とはオリジナリティのことであり、オリジナリティとは「強さ」です。だから「自分にはこんな強さがあったんだ」ということに、自分で感動するわけですね。唯一無二性は、まずは本人の興奮、感動、熱狂からしか生まれません。その感情に出会った瞬間が、種を植えるタイミングです。

例えば、こんまりが「ときめく」という、あとあと自分自身の人生をも大きく変わる言葉に出会った瞬間は、本人もプロデューサー(編集者)も、同じように感動したはずです。ぼくの別の表現で言えば、「勝ちを確信」した瞬間が訪れたはずです。なぜなら、これまでの20年以上やってきたことが一言ですべて説明できる。そして、「ときめく」というキーワードはこんまり自身の中にあったものであり、それでいてオリジナルだったからです。

ぼくが「論文」という、自分の考えを自分独自の方法で、定期的に世の中に表明し続けられるシステムを思いついたときも同じでした。学者でもないのに年に2〜3回「論文」vol.1ー移住vol.2表現者シップを出すことの意味や、この活動が持つ威力について、他の人の理解が追いつくのはもうちょっと先の方だと思います。数年後か10年以上あとかもしれない。それでもぼくは自分で見つけ出した論文を出すというシステムに、おもしろさと強さを見出していて、これを続けていくことでぼくの唯一無二性が花開くことを確信しているので、今はまだ多くの人が読んでくれなくても、まったく儲けにつながらなくても、淡々と全力を投じて年に何回か論文を出していくことにしています。オリジナリティとは、自分にしかできない無駄を積み上げていった結果です。

どうやって、ぼくは、唯一無二性を引き出しているのか?

それを多くの事例を含めて、今回2時間半で話そうと思っています。話す予定にしているのはここに書いているようなことです。

・画家、芸人、ミュージシャン、小説家、建築家、映画監督、アニメ監督、アートディレクター、起業家など、さまざまな分野で唯一無二性をもった「天才」たちを研究する中でわかったこと
・彼らは「本当にやりたいこと」にどうやって出会ったか?
・彼らはどうやって「独自の芸風やスタイル」を確立させたのか?
・天才の中でも、人生の前半までは凡人や落ちこぼれだった人たちは、どういうプロセスを経て、天才に生まれ変わったのか?
・「自分はごくごく普通の人で、人と違った特別なことは何もない」と信じこんでいる人からでも唯一無二性を引き出せるのはなぜか?
・ぼくは普段、どんな視点と関わりによって、人の唯一無二性を引き出しているのか?
・唯一無二性につながる個性とは具体的にどんなものか?
・最新の集客ノウハウを学びながら、オリジナリティを確立するのが絶対に無理な理由は?
・唯一無二のポジションにつながるコンセプト、アイデアをどうやって見つけているか?
・ぼくが自分の唯一無二性の具現化としてつくりあげている独自のビジネスシステムの全体像はどうなっているか?(「天プロ」「論文」「変なメルマガ」「BARやまけん」「超ゆる合宿」はどういうデザインになっていて、どう有機的に機能しているか?)
・人から見ると「そんなことがビジネスになる?」と思える活動で、しっかりと稼ぐところまで持っていけるのはなぜか?
・ぼくがプロデューサーとして一番大事にしていること

唯一無二性を引き出して、その人にしかできない形を作ること。そのためには10年以上時間をかけてもいいと思っているので、ぼくは短期的な売上や集客をあげるノウハウは今は教えていません。

昔はそういった即効性があって、再現性が高い方法を教えることをやっていました。「3ヶ月で売上をアップする」ことがコンセプトに参加費50万円の経営塾を主催してときです。でも今では、その当時塾生さんだけが見れるようにしていた50本以上の動画教材のほとんど全文を、youtube上に無料で公開しています。だから、短期で売上をあげたい人は、こちらの動画一覧の中で今の自分に必要そうなタイトルを選んで集中的に見て、実践すればそれだけで売上はあがるはずです。実際に初めて会った人から「やまけんさんのyoutubeを何回も見てそれだけでもかなり売上があがりました」と言われることが少なくありません。今でも変わらず使える本質的な方法について話しているものが多いので、そっちが必要な人は煮るなり焼くなりフル活用してもらえると嬉しいです。

「その人にしかできないものが見たい。」

その執着だけが、今のぼくを動機づけ、動かしています。

だから今のぼくが出会いたいのは、人とかぶることが嫌いな人です。そっちの方が結果が出るとわかっていても、型にはまることに精一杯抵抗したくなる人です。人を煽るビジネスのやり方が、多かれ少なかれ嫌悪感を抱いている人です。まだ全然見えてなくても、心の奥底のどっかでは、「自分は何者かになれるはずだ」と思っている人です。贅沢な生活をすることよりも、自分にしかできないことをやりたいと切に願う人です。自分の興味がはっきりしていて、興味があることしかできないようなアンバランスな人です。売上をあげて人からすごいと称賛されることよりも、自然体で自分らしく、幸せで健康的な働き方がしたい人です。

上のどれかに当てはまる人は、一回でもいいので、ぼくの話を聞く価値があると思います。なぜなら、ぼくと似たようなことをやっている人も、ぼくと似たようなことができる人も現時点では、日本で他にはいないからです。

何かにおいて突出した経験や実績、才能やスキルを持っている人をうまくプロデュースできる人は、探せばいます。でもぼくがやっていることは全然違います。周りから見ると、まだ何も突出したものがないように見える人が相手でも、「ゼロからイチ」で、本人の中から唯一無二性を引き出せる自信があるからです。人によってはすごく時間がかかることはありますが、誰の中にも「人とはかぶらないおもしろさ」は必ずあるからです。それを本人が自分で見つけ出せるのは、「灯台下暗し」で稀なので、こちらが忍耐強く見守り、執念をもって「種」を見つけ出すしかないと思って、これまで千人以上の人の人生に向き合ってきました。ぼくがやっていることは、子育てにおいて、子供の個性と創造性を最大限に引き出すのとほとんど同じです。

ぼくのプロデュース理論を一度聞けば、今まで考えなかった「新しい選択肢」が手に入るはずです。それを選ぶかどうかは別にして、今後の自分の人生やビジネス活動を根本から変える可能性がある選択肢を、できるだけ早い段階で知っておくのはとても意味があることじゃないでしょうか。

ぼくの「論文」でも、この新しいビジネスのあり方に触れることはできますが、ぼく自身がプロデュースを手がけている多くの事例を使って、体系的に伝えることができる場は、今はこの「天プロの説明会」だけです。

説明会詳細

■タイトル:「その人の中にある「唯一無二性」を引き出すプロデュース理論」
(最後30分は天プロ3期の説明)
■日時:6月14日(月)19〜21時半6月20日(日)14〜16時半の2開催
(2回は同じ内容です)
■参加方法:リアル参加(会場は渋谷周辺を予定)かzoom参加を選べます
(会場の詳細や、zoomの参加URLは申込後にお送りします)
■参加費:2,000円(税別)
■申込:上の日程をクリックするとpeatixのページに飛ぶので、そちらからお願いします

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ぼくのプロデュースの方針についてまとめたのはこちら

ぼくのアウトプットに興味がある方へ

ぼくは毎日のように、凡人出身の天才を研究しています。また、自分にしかできないことを形にする「アート型ビジネス」を自ら実践しつつ、広めています。

天才研究やアート型ビジネスについてもっと詳しく知りたい方には、だれでも無料で匿名で入れるLINEオープンチャット『天才たちの頭の中が覗けるやまけんのアート型ビジネス楽屋』がお勧めです。

・進めている「天才たちの分析結果」
・天プロで教えている「アート型ビジネス」について
・それ以外でもぼくが読んでる本、書いてる原稿、考えてること、今やっていることなど

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私が普段からお世話になっている方の中に、北原さんという経営者がいます。

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