未分類

【多分保存版】ブランド戦略の骨格のつくり方をぼくの実例を踏まえて解説します

この記事は、ぼくのメルマガのバックナンバーです。メルマガでは、「恥ずかしい話、最近考えていること、賛否両論出て炎上するかもでSNSでは書くのをためらうこと」とかを書いています。メルマガ自体は無料なので、登録しているとここに転記されているような内容を全文無料で読むことができます。

〜直近で案内しているもの〜
■論文vol.2『表現者シップ』を無料公開します。ここから登録することでPWを受け取ることができます。6月7日(月)の23:59までが期限です。

■6/14と20に開催するセミナーー
「その人の中にある「唯一無二性」を引き出すプロデュース理論」こちら

【以下転記】2021/5/20のバックナンバー

————————————————————————————————

 

こんばんは、やまけんです。

今日は、ブランディングのお話を。最初に断っておきますが、今日もめちゃくちゃ長いです。そして、日常からいろんなことをシェアして1年近く経った天プロメンバーでも難しい内容なので、難易度は★★★★★(星5つ)です。

それでもぼくのメルマガは、「読者のことを意識してコンテンツを薄めたり、短くしたり、わかりやすくしない」っていうのをひとつのポリシーにしてるので、今朝天プロのグループチャットでシェアしたことをそのまま、メルマガにも転記してみますね。

ブランディングのお話の前に、まず1ヶ月半ぐらいかかったぼくの論文vol.2がほぼ完成して来週完成しそうです。結果8万字ぐらいになりそうなので、相変わらずビジネス書一冊分と同じぐらいのボリュームです。まったく儲からないのに、我ながらよく論文なんかにここまで心血を注ぐもんだな、と思います(笑)。「はじめに」と目次はこちらで共有してるので興味がある方は見ておいてください(※今はすでにリリースしています)。

次にぼくの働き方について。やることはできるだけ「ひとつ」に絞る。これはぼくが今の働き方で大事にしていることなので、毎月やることを基本ひとつに絞っています。

1月:天才系(アート型)ビジネスの理論化
2月:2つの外部講演をこなす
3月:エピソードトークについての教材を作る
4月:論文のコンセプトを決めて作り始める
5月:論文を完成させてリリース
6月:天プロ3期の説明会の準備&実施
7月〜12月 本を完成させて出版

今年一年でいうとこんな感じで動いてるんですね。先週の直島で論文をほぼ完成まで持っていけたので、今日から6月に集中するプロジェクトである「説明会の作り込み」をちょっとずつスタートしました。

説明会は1期と2期で2回やっていて、特に2期の説明会はかなり良い感じに仕上がったので、最新の事例だけ追加して、全体の構成は前のままでも十分機能はするんですよね。新しく募集するメンバーは多くて20人ぐらいなので、それを満席にするためだけだったら、ゼロから見直す必要はありません。でも、ぼくこの「売り方」「伝え方」を見直して、工夫するとこに丸々1ヶ月ぐらいを使うんですね。

なぜか?分野やスケールは違うけど、10年以上かけてAppleぐらい強いブランドづくりをやろうと思っているからです。ジョブズが新商品の発表会の準備に数百時間を費やしていたことは有名な話ですが、ジョブズがそこまでプレゼンづくりに時間をかけていたのは、新商品の売上を最大化するためだけじゃないと思っています。じゃあ何のためかというと、ポジションの見直しをするためです。

良いプレゼンを準備するとは、極限まで余分な要素をそぎ落としていくことです。本当に伝わるべき情報を1つか2つに絞ること。分たちがこだわっていることが数十とか数百におよぶ中で、情報を整理して優先順位をつけていくことで、シンプルにするわけです。ジョブズに限らず、最近まで国立新美術館で大々的に展示会をやっていた佐藤可士和がやっていることも同じです(佐藤可士和は、ユニクロ、ツタヤ、セブンイレブン、楽天とか普段見慣れたロゴデザインを手がけている日本を代表するアートディレクター)。要素をそぎ落としていくことで、「自分たちの本当の強み」を明確にします。どこの部分はいくらこだわっていても競合他社も似たよなことを言っているけど、どこの部分に限っては自分たちしか謳えないことなのかを、ふるいにかけて分けていきます。

天プロは回を重ねるごとに相当進化しています。でもこのときに進化したことをそのまま伝えていくと、伝える要素が「増える」分、情報量が増えて分かりにくくなります。サービスが強くなればなるほど、伝わる力が逆に弱くなっていくという逆転現象が起きちゃうわけです。だから、毎回増えた分を「減らす」ことをしないといけないけですね。

売り方、伝え方を徹底的に見直すと、ポジショニングとコンセプトがシンプルになります。進化した後の最新の材料を踏まえて見直しをかけていくと、これは前より強くなったけど、ここを強化できるとさらにポジションが強くなるな」という次への課題も明確になります。これによって、ポジションを強くすることに直結する要素を明確した上で、サービスの強化ができます。ほとんどの人は、ポジションの見直しを定期的にやっていないので、ポジションを強くすることに関係ないことに力を入れています。えば、同業他社も力をいれていることをやっても、「他との差」が広がることにはならないからあんまり意味がないんですけど、ほとんどの人はそればっかりやっています。だから、サービスを体験してみたら良さがわかるけど、体験する前の段階では「他と何が違うのか」が見込客から見ると全然わからない、どんぐりの背比べ状態になっちゃってるわけですね。

話がちょっと変わりますが、ぼくが小哲津流ブランド論を吸収しはじめたのは、2019年8月ごろです。今から1年9ヶ月ぐらい前ですね。それまではマーケティングの考え方を中心にビジネスを組み立てていましたが、小哲津さんから学んだブランディングの考え方は目から鱗のことがいっぱいでした。それから1年ぐらい経って、天プロの1期をスタートさせてちょっとしてから書いた記事がこれです。

ブランディングを学んで1年。ぼくのビジネスはどう激変したのか?

小哲津流のブランド理論は「思想の差別化(ポジショニング)」中心にあります。人によって好き嫌いがわかれる、独自の思想や価値観を打ち立てることで、商品の品質やコスパではなく、価値観で選ばれる存在になることです。

思想の差別化をやっていくときに、1つのゴールになるのが、小哲津さんが「ナチュラルプレゼンと呼んでいるものを完成させることです。これは自己紹介を1分ぐらいでするときに、それを聞いただけで相手が「この人がやっていることは自分が知ってるこの人の同業他社とは全然違うことをやっているんだな。もうちょっと詳しく話を聞かせてほしいな」という気持ちになるようにすることです。1分といえば文字数としては300字ぐらいが目安です。

今までは自己紹介をそんなに重要視してなかったぼくですが、小哲津さんと打ち合わせを重ねる中でその重要性が腑に落ちたので自分のナチュラルプレゼンっぽいものを作ってみることにしました。メモ帳を見返すと、最初のver1を作ったのが2019年11月14日だったので、小哲津さんと出会って4ヶ月ぐらいしてからでした。そこから何回か作り直しをしました。

そして、今朝、6月にやる説明会の準備に対する一番最初のステップとして、ナチュラルプレゼンを更新して最新verを作ることをやりました説明会は2時間半かけてやるんですが、上で書いたように一番伝わるべきことは極限までシンプルになっているべきだからです。なので、まずは1分verのナチュラルプレゼン、次に3〜5分ver、その次に30分verを作って、最後に2時間半verの説明会を作るという順番で進めていきます

そこまでかけてやるの?って思う人がいるかもしれませんが、やります!Appleぐらい強いブランドを作ろうと思ったら、伝え方の整理と強化は絶対に必要になるし、それぐらい時間をかけないとできないと思っているからです。ちなみに論文も、8〜9万文字の本文を書き終わったあとに、それをぎゅっと凝縮した「はじめに」を作ります。映画で言えば予告編ですね。この部分は、中トロか、大トロ的な存在です。全体から考えると取れる量はちょっとになりますが、だからこそそこが一番脂がのっていて美味しいんですね。だから、1分のナチュラルプレゼンは巨大なマグロから、美味しい中トロを切り出し、その中でもここが一番美味しい中トロだ!!!と言える部分を選ぶようなイメージです。

それで実際に今朝作り直しをやったあとに、どんな思考回路で作っていったのかっていうのを、天プロのチャット内で言語化して共有したんです(ちなみに天プロの中では、こんな感じで、ぼくが普段考えたことや、作ったもののの裏側、今仕込んでいることを、それをやったときにリアルタイムでシェアするというのを普段からやっているので、今から転記するるようなことは天プロメンバーにとっては日常です)。

それプラス、作り終えてから、過去に作ったナチュラルプレゼンを探してみると古いverが見つかったんですよね。最新のがver4なので、ver1〜3が古いやつです。

そこで今回は本邦初公開!ってことで、ぼくのナチュラルプレゼンの変遷を紹介します。今見返してみるとver1と2は、ナチュラルプレゼンになってもいないですが(笑)。でもこれを見ていくと、同じ300字ぐらいでもどれぐらい印象が変わるのか?が腑に落ちると思います。そして、最後に、今朝作った最新のver4を作ったときに、意図したことを書きますね。

ちなみに、ぼくが年間240万以上で受けてる個別コンサルでの目指すひとつのゴールが、このナチュラルプレゼンです。これが「ブランディング戦略の骨格」になるからです。他とどう違うのかが、「1分以内で」「言語化」できるようになると、あとはSNSでもメルマガでも、HPでも個別セールスでも、説明会でも、どこでもナチュラルプレゼンという骨格に対して、「使える尺の分だけ情報を追加して」伝えていくだけだからです。なので、ハマるナチュラルプレゼンが完成するというのは、小哲津流ブランディングにおいて「勝ちを確信」するタイミングみたいな意味です。

そのナチュラルプレゼンの変遷と、その作り方を解説するわけですからものすごい価値がある内容です。でも、なぜ無料で公開しちゃうかっていうと、これはどれだけがんばってもプロの力を借りないと、自分ひとりで完成させるのはほぼ無理だからです(笑)。これは、実際にやってみたらわかると思いますw ただまずはその重要性だけでも理解してほしいので、恥ずかしい古いverのナチュラルプレゼンも含めて公開します。

 

では、以下【保存版】の内容です。ナチュラルプレゼンの威力と作り方です。

【やまけんのナチュラルプレゼンver1〜2019年11月14日作成〜】
今までのあり方:結果を出すコンサルタント
→ターゲットは、個人事業主中心で、コンサルやセミナーを受ける本気度が高い人。クライアントの結果にコミット。方法論の再現性や具体性を強化することに労力を注ぐ。twitterに強いイメージ。

今後のあり方:新しい生き方・働き方を伝えるクリエイター
→ターゲットは、人生の質を向上させたい人。お片づけのこんまりメソッドが響く主婦や、週末にヨガに通う女性会社員ターゲットに入る。「楽しいこと」「気分が上がる」ツールや新しい行動習慣、体験を提案する。

会社に行って疲れて帰宅するOLが、何かちょっとでも自己成長につながることをしたいって思ってもそれが難しくて集中力を要するものだったら、よっぽどの意識高い系の人じゃないとやりたいと思えない。「暇つぶし」にyoutubeやSNS、BUZZ VIDEOにアップされてる短い動画を見る感じの楽しさがあるといい。本気度高く学ぶものは、週末にヨガ行った後に、カフェに行って1~2時間勉強すればいい。

その人にとって幸せ度を上げる生き方働き方を実現することにちょっとでも役立てばいいので、提供するものはビジネスとは限らない。情報とも限らない。毎晩テンションが上がる食器でもいいし、触感がいいタオルでもいい。ただ商品を紹介してるだけだと、悪くいえばアフィリエイター、良くてもキュレーターやブロガーに見える。何かのブランドと共同開発とかをすることでクリエイターとして見られる。

雑誌で言えばカーサブルータス。ミュージシャンで言えばケツメイシ。プロフェッショナリティ、音楽性に偏るよりは、楽しさや程よいゆるさがある。

フロントエンドのリアルイベントとして、その日のテーマに合ったカフェで一緒に小一時間仕事して終わった後に雑談する会。どっかのホテルに泊まりに行って、ランチで体験をシェアして帰る会。自分が好きなものを集めた1日限定の展示会。ヨガした後に、その会場でトークセッション。一流の画家さんと一緒に、経営者が集まって自由に絵を描くクローズドの会。趣味、遊びと学びを融合する。セミナーっぽい会議室ではイベントはやらない。

努力や正解よりも「選び方」を教えていくのは肝になりそう。「新しさ」を感じるもの。モダンさ。

対コンサル:結果を出させる
対セミナー:セミナールームで座って話を聞く
対ノウハウ動画教材:役立つけど学習する「本気度」が必要
対NewsPicks:面白い視点があるけど敷居が高い

 

【やまけんのナチュラルプレゼンver2〜2020年2月14日作成〜】
今までのあり方:
結果が出るセミナーやコンサル。
結果を出す、売上を上げる、再現性があるノウハウにこだわってきた。

セミナーに参加するってのは敷居が高い。
あとは、意識が高いビジネスマンはNewsPicksアカデミーやグロービスで学べる。おもしろくて充実したコンテンツが手に入る。

でもぼくは、「勉強になった」「新しい気づきが楽しかった」っていう、知識を増やすこと、知的好奇心を満たすことの一歩先にいきたい。

あくまでも「現実を変える」ことができる、コンテンツ作り、プログラム作りにこだわっていきたい。

そして、何よりベースにしている考え方が違う。NewsPicksやグロービス、その他多くのセミナーは、自分に足りないものを学んで、トレーニングして身につけるという考え方。それも必要だけど、もっと大事なのは、「自分に合った」ことをすること。自分にすでにあるものを使うという考え方。ここがずれてると全然その人の才能や個性を活かせない。いつまでたっても、人と比較して、足りなものに目がいって生きづらい。

そして、真に戦うのはビジネスの現場ではない。人生。
「才能と個性が活かされるべき」という人間観で、ビジネスもライフスタイルも編集し直す。すべてその考え方をベースに考える。

ノウハウでは人は変わりづらい。日常の中で、生活の仕方を変えること。

メディアではなく、こんまり的であること。雑貨店ではなく、無印的になること。いろんな新しいもの、コンテンツを作っていくのは自分たちの一番の役割ではない。あふれるコンテンツの使いこなし方を知ること。シンプルで実践的なシステムをつくること。

「人が幸せになれる思想を、日常に溶け込ませること」
それにより、「人生が変わるきっかけを提供すること」
人が自分に合った「新しいライフスタイル、ワークスタイルを確立する」
手伝いをすること。

強みといえば、山田研太の状態をつくること。そして自分の人柄やキャラ、バックグラウンドを超えること。こんまりちゃんの広がりは、日常に変化を起こせるメソッドによって可能になった。心屋さんは、キャラ売り。変化によってファンをつくること。自分はシンボルになること。徹底して、新しいコンセプトを現実に落とし込める、リアリストであること。

会いにくい存在である必要はあるか?ない。山田研太が売り物ではないから、会わないことによっての希少性や、神秘性、憧れは作らなくて良い。

 

【やまけんのナチュラルプレゼンver3〜2021年2月14日作成〜】

ぼくは、プロデューサーって仕事をしてまして。(ちょっとイメージつきにくいかもしれないんですが)例えば、秋元康さんのようないわゆる音楽プロデューサーが歌手の卵を見つけて、その個性や才能を伸ばしてメジャーで売り出していくみたないなことを、ビジネスの世界でやっているのがぼくの仕事です。

一般的にビジネスコンサルタントって言われる人は、クライアントの売上を短期で伸ばす伸ばすアドバイスや、最新の集客ノウハウを教えたりしてるんですが、ぼくはそういうのは全然やってなくて。売上どうこうよりも、その人にしかできない「面白いサービス」を作るってことをやってます。例えば、片付けマニアのこんまりちゃんが唯一無二のポジションで世界で活躍してるみたいなイメージです。だからぼくは単に売上あげたい人は他のコンサルのところにいった方がいいと思っていて。逆に「ビジネスを自己表現の手段」として捉えて、自分にしかできないことを追求したいって人だけお客さんにしてる感じです。
(421文字)

 

そして、これが今朝作ったやつ↓

【やまけんのナチュラルプレゼンver4〜2021年5月20日作成〜】

ぼくは、自分の個性を活かしてビジネスや、何かしらの表現、創作活動をやっていきたい人のための学校をやっています。よくあるビジネス系の講座だと、短期で効率的に売上や集客を上げるためのノウハウを教えていますが、ぼくはそういうことは教えていません。10年かかってもいいから、自分にしかできない「面白いもの」をつくるというのがコンセプトだからです。

ぼくはこれまで、独自の芸風を確立した芸人・画家・ミュージシャンについて調べてきました。ピカソ、perfume、ジャルジャルなど、他にもいっぱいです。彼らがやっているを一般的なビジネスでもやること。自分の個性を堀り下げ、それを芸風に昇華し、他とは被らないポジションを作るのが、ぼくが学校でやっていることです。
(324文字)

↑以下、作るときに意図したことの解説

・最初から最後まで相手が「がんばって理解しよう」っていうモードにならなくても、なんとなくすっとイメージができるか?
・そのためには抽象的な言葉だけじゃなく、具体的なイメージを何かで想起ができるか? ・そのためには自分がやっていること、持っている要素の中でどの要素を具体例として入れるのが一番いいか?
・そのナチュラルプレゼンを、実際に存在するイメージをしたときに、話終わったあとに「面白そうなことやってますね!」という反応でかつ、相手が質問をしたくなる状態になるか?

この辺が考える要素。
いつもは「よくあるビジネス系の講座だと、短期で効率的に売上や集客を上げるためのノウハウを教えていますが、ぼくはそういうことは教えていません。10年かかってもいいから、自分にしかできない「面白いもの」をつくるというのがコンセプトだからです」 っていうポリシーを伝えているけど、なんでそれをやろうと思ったのかというルーツ・ヒストリーは300文字バージョンだと足りない。

でも、【自分にしかできない「面白いもの」】っていう部分が、抽象度が高くて、これだけだと何のイメージもできない。言葉だけが浮く。かといって、面白いものをさらに「ぼくがいう面白いものっていうのは・・・」みたいに抽象的に解説しても、状況は変わらない。受け手はイメージがつかないまま。

なので、この後には論文vol.1の要素を持ってくることに。文字数が増えれば、「ピカソ、perfume、ジャルジャル」のところを10〜15人ぐらいに増やす。これがフックになる。らがどうやって芸風を確立したのかは、ほとんどの人が知らないし、それを研究してるって人も会ったことがないから。だから、好奇心がある人だったら、ここに興味を持って質問してくる。

でも、このままだと、芸人とか画家とかミュージシャンになりたい人のための学校なのかなって勘違いされちゃう可能性があるから、そのあと一言で、「彼らがやっているを一般的なビジネスでもやること」と言って誤解を防止。

 

大事なのは、一番最初にどんな「箱」を相手の頭の中につくるか。
箱とは相手の目線のこと。箱によって印象が方向付けられる。

今回は箱の選択肢として検討したのは、
・プログラム
・芸人にとってのNSC
・絵をやりたい人にとっての美大
・学校
の4つ。

次に、そのあげた選択肢に対する一般的なイメージはどんな感じかを考える。

・プログラム(一般的な人にはイメージがない。なので、?になる)
・芸人にとってのNSC(吉本みたいな芸人が入るスクールね、ってだけの曖昧なイメージはある。中でどんなことをするかまではほとんどイメージがない)
・絵をやりたい人にとっての美大(NSCと一緒で、絵を専門的にやりたい人が入るんでしょ、ってイメージしかない。受かるのが大変なことやデッサンが必要なことや、中で何をやるのかについてのイメージはあんまりない)
・学校(人によってイメージはそれぞれだけど、一番は小中高から大学。あとは専門学校。ただ講座やセミナーっていうよりも、パブリックなイメージはある)

ここまできて、どの選択肢を採用するか決める。最初は比喩としてNSCや美大を考えたけど、「中でやっていること」についてはどちらもイメージがないけど、逆にこれを最初に出すことで、最初に頭の中で作られる箱が芸人や画家にのイメージに引っ張られすぎる。箱が一旦できちゃうと、それを修正するのは難しい。だから後の方に出すならまだましだけど、冒頭に持ってくる箱としては不適切だという判断で選択肢から除外。あとは、箱を「?」のまま作れるプログラムか、箱に「パブリックに何かを学ぶ」っていうイメージだけを付与する学校にするかを検討して、やってる内容が新しすぎて、?ばっかりだと怪しい、まったくよく分からないと思われそうなので、学校という箱によって、分からない部分とパブリックなイメージを合わせて、新しすぎることによる怪しさを緩和する狙いに。

ちなみに、具体化のところで、入れるのを検討したのは
・論文vol.1のコンセプト
・ぼくがやってる論文、変なメルマガ、超ゆる合宿、BARやまけんとかの事例
・天プロメンバーの誰かを事例として
の3つだけど、論文のvol.1は、短い言葉だけでも「え、何それ?」ってなるけど、あとの2つは、具体化するときに「さらに説明が必要になる」からこの文字数だと不適切だなと判断

あとは細かいけど 「自分の個性を活かしてビジネスや、何かしらの表現、創作活動をやっていきたい人のための学校をやっています」 の部分だと、【他との差】があまり伝わらない。

やっている自分や、実体としては「個性を活かす」ってことを他のどんなプログラムよりも重視してたとしても、「個性を活かす」って言葉は見慣れてるし、誰でも言えそうなので、言葉のイメージが強くない。こうやって、自分が「大事にしているポリシーや価値観」を言葉にしたときに、ふつうの人がその言葉に対してどんな風な「印象」を持っていて、それを伝ええたときにどう「反応」するのかを、客観的な目線で検討することがめちゃくちゃ大事。このプロセスをやらないから、伝えているつもりで全然伝わってない現象が起きる。

だから、ぼくのナチュラルプレゼンの中で強い言葉は、後半部分の
「ぼくはこれまで、【独自の芸風】を確立した芸人・画家・ミュージシャンについて調べてきました。ピカソ、perfume、ジャルジャルなど、他にもいっぱいです。彼らがやっているを一般的なビジネスでもやること。自分の個性を堀り下げ、それを【芸風に昇華し】他とは被らないポジションを作るのが、ぼくが学校でやっていることです」

【】に入ってある、芸風っていう言葉。前半に持ってくると強すぎてイメージが引っ張られるけど、芸風を作るっていうのは、他でなかなか聞いたことがない概念、言葉だから、「え、何それ?」と目立つ。目立つっていうのが相手にフックをかけるための最低条件なので、どの言葉、どの具体例や比喩で目だ出せるのかをしっかりと検討すること。これがデザインするってことですね。

この辺までがさっき300文字verナチュラルプレゼンを作ったときのぼくの思考回路なので、参考までに。

自分のサービスは、アート的(自分の主観や気持ちを一番大事)に作るけど、伝えるときはデザイン的(相手がどう受け取るかを重視)に作ることが大事ですね!

 

この解説を踏まえて天プロメンバーから来た質問と、それへの回答がこれ。

Q.  やまけんさん、一つ質問させてください。

相手にイメージさせる点について、 自分は大変失礼なのですが、学校という響きに個人的に違和感を感じました。

そもそもの学校に対して持つ個人的イメージが人数、カリキュラム、リアルの場など構成要素があるためです。 もしかしたら私のような人がいた場合、ナチュラルプレゼンをする側として、あくまで展開したイメージを広げていくことが大事なのか、こういった個人意見はあるものとして敢えて学校をチョイスされたのか、よろしければ教えてください。

以前にやまけんさんに相談させていただいた内容と被る気もしたので。

A. 鋭い良い質問ですね。

 何を箱にするかを決めるときには、「十分な広さ」があるかをまず大事にするっていうのは上で書いた通りです。広さを確保するとは、イメージを本来の実態より狭めすぎることにならないようにするってことです。今回で言えば、天プロは、芸人・画家・ミュージシャンを目指す人が入ってきてもいいけど、逆にそうじゃなくエステとかカンセラーとかもうちょっと一般的なビジネスの人も入ってきていいっていうのが本来の実態です。なので、「〜のためのもの(=自分には関係ない)」っていう風に、誤解が起こらないように気をつけることが大事です。ぼくがコンサルしているある人は、建築家でありながら、人の幸せと住まいの研究をしてるので、「子供の頭が良くなる部屋の津作り方」「家族の人間関係が良くなりやすいリビングの作り方」「仕事をするときの集中力が上がりやすい部屋の作り方」などについてアドバイスすることができます。なので対象者は、ホームレスやホテル暮らし以外の人はみんなです。一旦は。ただそこで自己紹介の冒頭に、私は「一休建築士なんですが」っていうのを持ってきちゃうと、「一級建築士=家を建てる(またはリフォームする)人=家を建てることは一切考えてない自分には関係ないことをやっている人」というイメージが最初の5〜10秒で作られてしまいます。こうやって聞き手にとって箱が小さすぎて、作られた箱に自分は入ってないって認識しちゃうと、「そのあとの話はちゃんと聞かない」っていう現象が起きます。だから入口絵は、箱は実態よりも狭くなりすぎないように気をつけます。

 

ただ、箱を大きくすると二つの問題が起きます。一つはどうしても抽象的になってイメージがつきにくいこと。もう一つが、広い分、人によってイメージがバラバラになることです。

箱は狭いところから広くすることかなり難しいです。上で書いたように、箱に入ってないと思うとそのあとの話はちゃんと聞かれなくなるからですね。でも逆に広くとった箱を、徐々に狭くいくことはできます。なぜなら、とりあえず広い箱の中に自分が入っていると思うと、一応そのあとの話も聞くからです。

だから、一番最初に「広い箱」を出したときに、それに対して違ったイメージがあっても、(そのイメージが強すぎなければですが)あとに追加する情報によって、修正をしていくことはできます。

もう一つ大事なのは、ナチュラルプレゼンという極めて少ない情報の中でできるのは、
・「よくある●●」ではないことと
が超最低限満たされるべき要素で、
・自分が興味があることをやってそう(自分に関係があるかも)
が次点で大事になります。

逆に言うと、実際に「何をやっているのか?」「どんな風にやっているのか?」は、この情報量では伝えることはできません。

だから、ぼくのナチュラルプレゼンでは、「天プロ」っていう言葉もでてきません。「具体的には天プロっていうプログラムをやっていて…」というのを説明するのに文字数は足りないからですね。

(↑ちょっと前にシェアした)赤澤さんの投稿も、「オフィス作り」をやっているっていう大きな箱は分かるし、下請け的に壁に絵を入れるわけではなく、企業のWOWを描き出し、「楽しく」働けるオフィスを作っていることはわかるけど、これだけだと具体性がないので、【具体的には何を(いくらぐらいで)どのようにやっているのか?】はわかりません。

なので、ナチュラルプレゼンでは、【何をやっているのかをわかりやすく説明することではない】ってことだけはとにかくみなさん、覚えておいてもらえると。

 

ここまでが解説です。最後に、ナチュラルプレゼンのもうちょっと長いverも作ったので、それもシェアしておきますね↓。

【やまけんのナチュラルプレゼンver4の長めver〜2021年5月20日作成〜】

ぼくは、自分の個性を活かしてビジネスや、何かしらの表現、創作活動をやっていきたい人のための学校をやっています。よくあるビジネス系の講座だと、短期で効率的に売上や集客を上げるためのノウハウを教えていますが、ぼくはそういうことは教えていません10年かかってもいいから、自分にしかできない「面白いもの」をつくるというのがコンセプトだからです。

昔は今と真逆のことをやっていました。個人事業主を対象に、「3ヶ月で売上アップに成功すること」をコンセプトにした経営塾す。参加者の8割以上が実際に売上が上がったといことで、口コミが全国に広がり、計54期開催し、約1000人の卒業生を出しました。なんでそういうコンセプトでやっていたかというと、一番最初のクライアントが崖っぷちだったからです。個人でエステをやっている人で、2ヶ月以内に売上が4倍にならないと大好きなサロンを閉じないといけないという状態で。それを何とか4ヶ月で12倍まで持っていったのがルーツだったので、その延長線上である種救命救急的な立ち位置で、短期で売上を上げることが専門になりました。

あることがきっかけに経営塾はやめることになったんですが、そこから2年ぐらい全然別の事業をいろいろとやってました。その間に過去の塾生の現状をSNSでときどき見たりすると、経営塾では売上がガンと上がったけどその後伸び悩んでる人。一生懸命情報発信をがんばってるけど、そもそもやってるサービス自体が他とかぶりまくってるのをどうにかしないといけない人が結構多いなーと思ったんですね。それってつまり、その人がサービス提供をやめても似た別の人をいくらでも探せばいいだけだから、存在意義が薄い存在ってことです。

ぼくは経営塾に来てくれた人のビジネスと人生が良くなることを考えて短期で売上を伸ばすことを教えてたけど、次に似たことをやるなら、さらにその先のお客さんのことまで考えた関わりをしたいと思ったんですね。前は3ヶ月だったからサービス自体へのテコ入れはそこまでできなかったけど、時間がかかっても他に似たことをやってる人がいないサービスを作るところから一緒にやりたいなと。つまり、広め方を教えるぼくから見て、「これはマジでおもしろい!」と思えるものや人だけをだけを対象にしようということでした。

そこからぼくは、一般的なビジネスとは離れた分野で活躍する人たちについての研究をはじめました。強いオリジナリティをもった画家・芸人・ミュージシャンなどです。有名どころだけあげれば、画家であればピカソ、ゴッホ、モネ、岡本太郎、草間彌生、村上隆とか。芸人でいえばダウンタウン、ジャルジャル 、ナイツ、チョコプラ。ミュージシャンで言えば、あいみょん、perfume、マイルスデイヴィスとか。他にも建築家の安藤忠雄、小説家の村上春樹や司馬遼太郎、映画監督の黒澤明、アニメ監督の宮崎駿、アートディレクターの佐藤可士和、お片づけのこんまり、など、時代やジャンルを超えて、他とか被らない形を作った人たちについて調べました。彼らを研究していく中でわかったことは、目から鱗でした。マーケティングを中心やってきた自分のビジネスのやり方とはまったく違うけど、彼らがやっているアプローチは、一般的なビジネスでもそのまま応用できることがわかったからです。どうやって独自の芸風やスタイルを作り上げ、それを一時的なブームで終わらせずに長い間独自のポジションを維持し続けているのかについてです。

彼らがやっているを一般的なビジネスでもやることで、他とは被らないおもしろいものが作れるという確信を、ある程度理論化し、プログラムに落とし込んだのが今やっている学校です。自分の個性を堀り下げ、それを独自の芸風やスタイルに昇華し、他とは被らないポジションを作ることです。まずはぼく自身が先頭に立ってその理論を実践していますが、ぼくと似たようなことをやっている人は少なくとも日本にはいないという自負があります。まずは自分自身が「これは自分にしかできいないし、最高に面白い」と思えるものをつくることがスタートです。

この長さだと話してみると3分45秒でした。でもこれぐらいの分量しゃべると、相当ポジションがわかりやすく伝えられますね。ってことで、ブランドづくりの骨格を担うナチュラルプレゼンについてはここまで。興味がある人にとってもかなりなボリューム&難易度だったと思うので、これは自分にとって大事だと思った人は、煮るなり、焼くなり、印刷するなりしてしっかり復習して理解を深めてくださいね。

 

長くなりましたが、今日はここまで。大きな気づきがあれば、いつも通り返信待ってますからねー!じゃあ、またねー!

 

やまけん


転記終了

 

〜直近で案内しているもの〜
■論文vol.2『表現者シップ』を無料公開します。ここから登録することでPWを受け取ることができます。6月7日(月)の23:59までが期限です。

■6/14と20に開催するセミナーー
「その人の中にある「唯一無二性」を引き出すプロデュース理論」こちら

ぼくのプロフィールについてはこちら
ぼくのプロデュースの方針についてまとめたのはこちら

お問い合わせ

個人事業主から100億ぐらいの企業まで、これまで1万人以上に対してコンサルティングを実施してきました。「強み」を活かして売上アップするという切り口で、集客や売れる新サービス開発、ビジネスモデルの見直しから仕組み化などのお手伝いをしてきました。

山田研太は、現在プロデュース業に力を入れているため、コンサルティングもほとんど募集していないんですが、ご縁があってすごく力になれそうと判断した方のみ不定期で受けさせていただいております。

プロデュースかコンサルティングに興味がある方は下記LINEよりお問い合わせをお願いいたします。登録後にフォームをお送りしますので、そちらにご記入いただけますようよろしくお願いいたします。

そちらの情報を拝見して、まずは一度体験コンサルを実施するとなった場合は、通常有料のコンサルティングを一度無料にて実施させていただきます。

 

友だち追加


「北原の精神と時の部屋」「北原メシ」のご紹介

私が普段からお世話になっている方の中に、北原さんという経営者がいます。

彼はレッドオーシャンといわれる美容院を、たった4年で全国100店舗展開された実績を持っており、現在、2つのビジネス系グループを主催されています。

北原の精神と時の部屋

北原さん主催のビジネス勉強グループ(有料)です。

  • 専用LINEグループでのやりとり
  • 無料で閲覧できる各種教材
  • 勉強会や合宿

などなど

目標に強力にコミットしつつ、最新のビジネススキルを取り入れ、どんどん成果を出していく場です。

「目標はあるけどなかなか動けない」「動いてるけど結果が出ない」という方におすすめ。

精神と時の部屋
詳細こちら

北原メシ

北原さん主催の無料のFacebookグループです。

  • ビジネスコラム
  • 無料のライブセミナー
  • ご飯会といったイベント

などなど

これからビジネスを始めたい、すでに始めていてもっと伸ばしていきたい。
という方なら、参加しているだけで勉強になります。

北原メシ
詳細こちら

私もこの2つのグループに参加していて、不定期開催のご飯会や勉強会によく顔を出してます。
もし興味がありましたら、ぜひ参加してみてください。