この記事は、ぼくのメルマガのバックナンバーです。メルマガでは、「恥ずかしい話、最近考えていること、賛否両論出て炎上するかもでSNSでは書くのをためらうこと」とかを書いています。メルマガ自体は無料なので、登録しているとここに転記されているような内容を全文無料で読むことができます。
【以下転記】2021/5/20のバックナンバー
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こんばんは、やまけんです。
今日は、ブランディングのお話を。最初に断っておきますが、
それでもぼくのメルマガは、「
ブランディングのお話の前に、まず1ヶ月半ぐらいかかったぼくの論文vol.2がほぼ完成して来週完成しそうです。結果8万字ぐらいになりそうなので、相変わらずビジネス書一冊分と同じぐらいのボリュームです。まったく儲からないのに、我ながらよく論文なんかにここまで心血を注ぐもんだな、と思います(笑)。「はじめに」と目次はこちらで共有してるので興味がある方は見ておいてください(※今はすでにリリースしています)。
次にぼくの働き方について。やることはできるだけ「ひとつ」
1月:天才系(アート型)ビジネスの理論化
2月:2つの外部講演をこなす
3月:エピソードトークについての教材を作る
4月:論文のコンセプトを決めて作り始める
5月:論文を完成させてリリース
6月:天プロ3期の説明会の準備&実施
7月〜12月 本を完成させて出版
今年一年でいうとこんな感じで動いてるんですね。
説明会は1期と2期で2回やっていて、
なぜか?分野やスケールは違うけど、
良いプレゼンを準備するとは、極限まで余分な要素をそぎ落として
天プロは回を重ねるごとに相当進化しています。
売り方、伝え方を徹底的に見直すと、
話がちょっと変わりますが、ぼくが小哲津流ブランド論を吸収しはじめたのは、2019年8月ごろです。今から1年9ヶ月ぐらい前ですね。それまではマーケティングの考え方を中心にビジネスを組み立てていましたが、小哲津さんから学んだブランディングの考え方は目から鱗のことがいっぱいでした。それから1年ぐらい経って、天プロの1期をスタートさせてちょっとしてから書いた記事がこれです。
小哲津流のブランド理論は「思想の差別化(ポジショニング)」が
思想の差別化をやっていくときに、1つのゴールになるのが、
今までは自己紹介をそんなに重要視してなかったぼくですが、
そして、今朝、
そこまでかけてやるの?って思う人がいるかもしれませんが、
それで実際に今朝作り直しをやったあとに、
それプラス、作り終えてから、
そこで今回は本邦初公開!ってことで、
ちなみに、
そのナチュラルプレゼンの変遷と、
では、以下【保存版】の内容です。
【やまけんのナチュラルプレゼンver1〜2019年11月14日作成〜】
今までのあり方:結果を出すコンサルタント
→ターゲットは、個人事業主中心で、コンサルやセミナーを受ける本気度が高い人。クライアントの結果にコミット。方法論の再現性や具体性を強化することに労力を注ぐ。twitterに強いイメージ。今後のあり方:新しい生き方・働き方を伝えるクリエイター
→ターゲットは、人生の質を向上させたい人。お片づけのこんまりメソッドが響く主婦や、週末にヨガに通う女性会社員ターゲットに入る。「楽しいこと」「気分が上がる」ツールや新しい行動習慣、体験を提案する。会社に行って疲れて帰宅するOLが、何かちょっとでも自己成長につながることをしたいって思ってもそれが難しくて集中力を要するものだったら、よっぽどの意識高い系の人じゃないとやりたいと思えない。「暇つぶし」にyoutubeやSNS、BUZZ VIDEOにアップされてる短い動画を見る感じの楽しさがあるといい。本気度高く学ぶものは、週末にヨガ行った後に、カフェに行って1~2時間勉強すればいい。
その人にとって幸せ度を上げる生き方働き方を実現することにちょっとでも役立てばいいので、提供するものはビジネスとは限らない。情報とも限らない。毎晩テンションが上がる食器でもいいし、触感がいいタオルでもいい。ただ商品を紹介してるだけだと、悪くいえばアフィリエイター、良くてもキュレーターやブロガーに見える。何かのブランドと共同開発とかをすることでクリエイターとして見られる。
雑誌で言えばカーサブルータス。ミュージシャンで言えばケツメイシ。プロフェッショナリティ、音楽性に偏るよりは、楽しさや程よいゆるさがある。
フロントエンドのリアルイベントとして、その日のテーマに合ったカフェで一緒に小一時間仕事して終わった後に雑談する会。どっかのホテルに泊まりに行って、ランチで体験をシェアして帰る会。自分が好きなものを集めた1日限定の展示会。ヨガした後に、その会場でトークセッション。一流の画家さんと一緒に、経営者が集まって自由に絵を描くクローズドの会。趣味、遊びと学びを融合する。セミナーっぽい会議室ではイベントはやらない。
努力や正解よりも「選び方」を教えていくのは肝になりそう。「新しさ」を感じるもの。モダンさ。
対コンサル:結果を出させる
対セミナー:セミナールームで座って話を聞く
対ノウハウ動画教材:役立つけど学習する「本気度」が必要
対NewsPicks:面白い視点があるけど敷居が高い
【やまけんのナチュラルプレゼンver2〜2020年2月14日作成〜】
今までのあり方:
結果が出るセミナーやコンサル。
結果を出す、売上を上げる、再現性があるノウハウにこだわってきた。セミナーに参加するってのは敷居が高い。
あとは、意識が高いビジネスマンはNewsPicksアカデミーやグロービスで学べる。おもしろくて充実したコンテンツが手に入る。でもぼくは、「勉強になった」「新しい気づきが楽しかった」っていう、知識を増やすこと、知的好奇心を満たすことの一歩先にいきたい。
あくまでも「現実を変える」ことができる、コンテンツ作り、プログラム作りにこだわっていきたい。
そして、何よりベースにしている考え方が違う。NewsPicksやグロービス、その他多くのセミナーは、自分に足りないものを学んで、トレーニングして身につけるという考え方。それも必要だけど、もっと大事なのは、「自分に合った」ことをすること。自分にすでにあるものを使うという考え方。ここがずれてると全然その人の才能や個性を活かせない。いつまでたっても、人と比較して、足りなものに目がいって生きづらい。
そして、真に戦うのはビジネスの現場ではない。人生。
「才能と個性が活かされるべき」という人間観で、ビジネスもライフスタイルも編集し直す。すべてその考え方をベースに考える。ノウハウでは人は変わりづらい。日常の中で、生活の仕方を変えること。
メディアではなく、こんまり的であること。雑貨店ではなく、無印的になること。いろんな新しいもの、コンテンツを作っていくのは自分たちの一番の役割ではない。あふれるコンテンツの使いこなし方を知ること。シンプルで実践的なシステムをつくること。
「人が幸せになれる思想を、日常に溶け込ませること」
それにより、「人生が変わるきっかけを提供すること」
人が自分に合った「新しいライフスタイル、ワークスタイルを確立する」
手伝いをすること。強みといえば、山田研太の状態をつくること。そして自分の人柄やキャラ、バックグラウンドを超えること。こんまりちゃんの広がりは、日常に変化を起こせるメソッドによって可能になった。心屋さんは、キャラ売り。変化によってファンをつくること。自分はシンボルになること。徹底して、新しいコンセプトを現実に落とし込める、リアリストであること。
会いにくい存在である必要はあるか?ない。山田研太が売り物ではないから、会わないことによっての希少性や、神秘性、憧れは作らなくて良い。
【やまけんのナチュラルプレゼンver3〜2021年2月14日作成〜】
ぼくは、プロデューサーって仕事をしてまして。(ちょっとイメージつきにくいかもしれないんですが)例えば、秋元康さんのようないわゆる音楽プロデューサーが歌手の卵を見つけて、その個性や才能を伸ばしてメジャーで売り出していくみたないなことを、ビジネスの世界でやっているのがぼくの仕事です。
一般的にビジネスコンサルタントって言われる人は、クライアントの売上を短期で伸ばす伸ばすアドバイスや、最新の集客ノウハウを教えたりしてるんですが、ぼくはそういうのは全然やってなくて。売上どうこうよりも、その人にしかできない「面白いサービス」を作るってことをやってます。例えば、片付けマニアのこんまりちゃんが唯一無二のポジションで世界で活躍してるみたいなイメージです。だからぼくは単に売上あげたい人は他のコンサルのところにいった方がいいと思っていて。逆に「ビジネスを自己表現の手段」として捉えて、自分にしかできないことを追求したいって人だけお客さんにしてる感じです。
(421文字)
そして、これが今朝作ったやつ↓。
【やまけんのナチュラルプレゼンver4〜2021年5月20日作成〜】
ぼくは、自分の個性を活かしてビジネスや、何かしらの表現、創作活動をやっていきたい人のための学校をやっています。よくあるビジネス系の講座だと、短期で効率的に売上や集客を上げるためのノウハウを教えていますが、ぼくはそういうことは教えていません。10年かかってもいいから、自分にしかできない「面白いもの」をつくるというのがコンセプトだからです。
ぼくはこれまで、独自の芸風を確立した芸人・画家・ミュージシャンについて調べてきました。ピカソ、perfume、ジャルジャルなど、他にもいっぱいです。彼らがやっているを一般的なビジネスでもやること。自分の個性を堀り下げ、それを芸風に昇華し、他とは被らないポジションを作るのが、ぼくが学校でやっていることです。
(324文字)
↑以下、作るときに意図したことの解説
・最初から最後まで相手が「がんばって理解しよう」
・そのためには抽象的な言葉だけじゃなく、
・そのナチュラルプレゼンを、
この辺が考える要素。
いつもは「よくあるビジネス系の講座だと、
でも、【自分にしかできない「面白いもの」】っていう部分が、
なので、この後には論文vol.1の要素を持ってくることに。
でも、このままだと、
大事なのは、一番最初にどんな「箱」を相手の頭の中につくるか。
箱とは相手の目線のこと。箱によって印象が方向付けられる。
今回は箱の選択肢として検討したのは、
・プログラム
・芸人にとってのNSC
・絵をやりたい人にとっての美大
・学校
の4つ。
次に、そのあげた選択肢に対する一般的なイメージはどんな感じか
・プログラム(一般的な人にはイメージがない。なので、?
・芸人にとってのNSC(吉本みたいな芸人が入るスクールね、
・絵をやりたい人にとっての美大(NSCと一緒で、
・学校(人によってイメージはそれぞれだけど、
ここまできて、どの選択肢を採用するか決める。
ちなみに、具体化のところで、入れるのを検討したのは
・論文vol.1のコンセプト
・ぼくがやってる論文、変なメルマガ、超ゆる合宿、
・天プロメンバーの誰かを事例として
の3つだけど、論文のvol.1は、短い言葉だけでも「え、
あとは細かいけど 「自分の個性を活かしてビジネスや、何かしらの表現、
やっている自分や、実体としては「個性を活かす」
だから、ぼくのナチュラルプレゼンの中で強い言葉は、後半部分の
「ぼくはこれまで、【独自の芸風】を確立した芸人・画家・
【】に入ってある、芸風っていう言葉。
この辺までがさっき300文字verナチュラルプレゼンを作った
自分のサービスは、アート的(自分の主観や気持ちを一番大事)
この解説を踏まえて天プロメンバーから来た質問と、
Q. やまけんさん、一つ質問させてください。
相手にイメージさせる点について、 自分は大変失礼なのですが、学校という響きに個人的に違和感を感じました。
そもそもの学校に対して持つ個人的イメージが人数、カリキュラム、リアルの場など構成要素があるためです。 もしかしたら私のような人がいた場合、ナチュラルプレゼンをする側として、あくまで展開したイメージを広げていくことが大事なのか、こういった個人意見はあるものとして敢えて学校をチョイスされたのか、よろしければ教えてください。
以前にやまけんさんに相談させていただいた内容と被る気もしたので。
↓
A. 鋭い良い質問ですね。
何を箱にするかを決めるときには、「十分な広さ」
ただ、箱を大きくすると二つの問題が起きます。
箱は狭いところから広くすることかなり難しいです。
だから、一番最初に「広い箱」を出したときに、
もう一つ大事なのは、
・「よくある●●」ではないことと
が超最低限満たされるべき要素で、
・自分が興味があることをやってそう(自分に関係があるかも)
が次点で大事になります。
逆に言うと、実際に「何をやっているのか?」「
だから、ぼくのナチュラルプレゼンでは、「天プロ」
なので、ナチュラルプレゼンでは、【
ここまでが解説です。最後に、
【やまけんのナチュラルプレゼンver4の長めver〜2021年5月20日作成〜】
ぼくは、自分の個性を活かしてビジネスや、何かしらの表現、創作活動をやっていきたい人のための学校をやっています。よくあるビジネス系の講座だと、短期で効率的に売上や集客を上げるためのノウハウを教えていますが、ぼくはそういうことは教えていません。10年かかってもいいから、自分にしかできない「面白いもの」をつくるというのがコンセプトだからです。
昔は今と真逆のことをやっていました。個人事業主を対象に、「3ヶ月で売上アップに成功すること」をコンセプトにした経営塾です。参加者の8割以上が実際に売上が上がったといことで、口コミが全国に広がり、計54期開催し、約1000人の卒業生を出しました。なんでそういうコンセプトでやっていたかというと、一番最初のクライアントが崖っぷちだったからです。個人でエステをやっている人で、2ヶ月以内に売上が4倍にならないと大好きなサロンを閉じないといけないという状態で。それを何とか4ヶ月で12倍まで持っていったのがルーツだったので、その延長線上である種救命救急的な立ち位置で、短期で売上を上げることが専門になりました。
あることがきっかけに経営塾はやめることになったんですが、そこから2年ぐらい全然別の事業をいろいろとやってました。その間に過去の塾生の現状をSNSでときどき見たりすると、経営塾では売上がガンと上がったけどその後伸び悩んでる人。一生懸命情報発信をがんばってるけど、そもそもやってるサービス自体が他とかぶりまくってるのをどうにかしないといけない人が結構多いなーと思ったんですね。それってつまり、その人がサービス提供をやめても似た別の人をいくらでも探せばいいだけだから、存在意義が薄い存在ってことです。
ぼくは経営塾に来てくれた人のビジネスと人生が良くなることを考えて短期で売上を伸ばすことを教えてたけど、次に似たことをやるなら、さらにその先のお客さんのことまで考えた関わりをしたいと思ったんですね。前は3ヶ月だったからサービス自体へのテコ入れはそこまでできなかったけど、時間がかかっても他に似たことをやってる人がいないサービスを作るところから一緒にやりたいなと。つまり、広め方を教えるぼくから見て、「これはマジでおもしろい!」と思えるものや人だけをだけを対象にしようということでした。
そこからぼくは、一般的なビジネスとは離れた分野で活躍する人たちについての研究をはじめました。強いオリジナリティをもった画家・芸人・ミュージシャンなどです。有名どころだけあげれば、画家であればピカソ、ゴッホ、モネ、岡本太郎、草間彌生、村上隆とか。芸人でいえばダウンタウン、ジャルジャル 、ナイツ、チョコプラ。ミュージシャンで言えば、あいみょん、perfume、マイルスデイヴィスとか。他にも建築家の安藤忠雄、小説家の村上春樹や司馬遼太郎、映画監督の黒澤明、アニメ監督の宮崎駿、アートディレクターの佐藤可士和、お片づけのこんまり、など、時代やジャンルを超えて、他とか被らない形を作った人たちについて調べました。彼らを研究していく中でわかったことは、目から鱗でした。マーケティングを中心やってきた自分のビジネスのやり方とはまったく違うけど、彼らがやっているアプローチは、一般的なビジネスでもそのまま応用できることがわかったからです。どうやって独自の芸風やスタイルを作り上げ、それを一時的なブームで終わらせずに長い間独自のポジションを維持し続けているのかについてです。
彼らがやっているを一般的なビジネスでもやることで、他とは被らないおもしろいものが作れるという確信を、ある程度理論化し、プログラムに落とし込んだのが今やっている学校です。自分の個性を堀り下げ、それを独自の芸風やスタイルに昇華し、他とは被らないポジションを作ることです。まずはぼく自身が先頭に立ってその理論を実践していますが、ぼくと似たようなことをやっている人は少なくとも日本にはいないという自負があります。まずは自分自身が「これは自分にしかできいないし、最高に面白い」と思えるものをつくることがスタートです。
この長さだと話してみると3分45秒でした。
長くなりましたが、今日はここまで。大きな気づきがあれば、
やまけん
転記終了
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