メルマガのバックナンバー

3億円ぐらい売り上げたLPをどう作ったか解説します

この記事は、ぼくのメルマガのバックナンバーです。メルマガでは、「恥ずかしい話、最近考えているけど書くと長すぎること、賛否両論出て炎上するかもでSNSでは書くのをためらうこと」とかを書いています。メルマガ自体は無料なので、登録しているとここに転記されているような内容を全文無料で読むことができます。

【以下転記】2021/6/1のバックナンバー

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こんにちは、やまけんです。

※本文の最後に、1年ぶりに実施する大人気無料企画の案内があります

さて、タイトルの通り3億円ぐらいの売上を生み出したLP(ランディングページ)はこちらです。

ぼくが「3ヶ月で参加者の8割以上売上にアップに成功する」ことをコンセプトにした、『ホンモノ経営塾』をやっていたときに、広告をかけるように作ったものですね。ページ自体はもう消しちゃってるのでないんですが、これがページにいったら最初に出てくるいわゆる「ファーストビュー」のスクショです。

えー、このLP、何がよかったのかのかっていうと、ポイントは、今のぼくと比べると10キロぐらい痩せていたところです(嘘)。

でもこのLPはほんとにすごかったんですよ。経営塾って合計で54期開催して、卒業生が1,000名ぐらい出たんですが、5期までは、ぼくだけが講師をやる個人事業主に近い状態だったので、広告を一切使わずにやってたんですね。Facebookとアメブロとメルマガだけです。いわゆる「無料集客」ですね。それで、1〜5期の新規集客はどんな感じだったかって言うと

1期ー新規4人
2期ー新規10人
3期ー新規21人
4期ー新規24人
5期ー新規9人

でした。毎回期が終わると次の期を募集する形で年に3期ぐらい開催してたんですが、5期はなぜか調子が悪く、集客がへこんじゃったんですね。これは、集まってはいたけど、ちゃんと「仕組み」にはなっていなかったってことです。

5期の集客がへこんだときに、なぜかぼくは、逆転の発想で、じゃあ人を入れて事業を拡大するぞって思ったんですよね。なぜか。。。まあ、つまり集客をクチコミ任せにしてて本気でやったことがなかったけど、「本気で集客を一回やってみっか!」と思ったんですね。それで、初めて、ダイレクトレスポンスマーケティングばりばりの、煽りを入れたコピーを書いてみたのがこれです。

そこで、このLPに初めて、Facebookで広告をかけてみたところ・・・

翌月の説明会で、参加費40万円の経営塾が50人集まったんですね。講師をできそうな人も採用してたので、月に2期はスタートできるだろう(今までは年に3期開催を、なんと年に24回ペースに変更)ってことで、どんどん先の期まで満席にしていきました。

その前はがんばって集客して9人ですからね。広告の効果たるや恐るべしです。その結果、前までの年はだいたい年商が3000万前後のペースできていましたが、一気に翌年の年商が1.8億にまでなりました。基本は広告をこのページにかけて、そこから説明会、そこでセールスをして塾に参加っていう流れだったので、そこから2年ぐらいでこの1枚のLPから生み出された売上が3億円ぐらいです。

ポイントは何だったのかって言うと、「集客せずに月100万」っていうコピーです。このページのライティングをするときに、1〜5期までで特に高い成果を出した塾生さんたちを見返して、何が要因だったのか、それらの要因のうちで何が自分たちの一番の売りにできるか?ってことを考えたんですね。そのときにわかったのは、月に3人ぐらいしか集客できてないのに(つまり参加前と集客数は変わらないのに)、売上だけが、がんとあがっている人たちがいるとわかったんですね。だから、これをコンセプトに使おうと思いました。

経営塾に参加した人には、「売上をコントロールできる力」を身につけることが一番大事だよ伝えていました。なぜなら、いくら好きなことを仕事にしていても、それで生活できないとキツいからです。

でも、「売上をコントロールする」っていうのをLPで打ち出しても、うまく興味を惹きつけられないんですよね。ピンとこない。具体性が低いから。人は具体的になればなるほど、ピンときます。だから売上をあげる、売上をコントロールするじゃなくて、月100万」という具体性を持たせました。

ただ具体的にするだけだと不十分です。人はそこに新しさがないと、注目しないからです。「あー、またこれか」と思って読み飛ばす。離脱しちゃいます。そこで、事なのは、見込客が大事だと思っていることや、やっている行動を否定できた方がいいんですね。これを常識否定」と言います。

ぼくは個人事業主の多くが、集客するのに疲れているけど、いつも集客のため大量に行動をしていることをしっていたので、「集客に力を入れなくても月100万を超えることができるよ」と伝えたんですね。ただ「集客に力を入れなくても」だとインパクトが弱い。ってことで、実際に、入塾前後で見たときにい、集客は変わってないし集客に使っていたエネルギーを別のところ使った結果、売上が100万を超えた人たちが何人もいたので、集客せずに」っていう風に強調する表現に変えたんですね。

こんな感じで良い素材を選んで、それを人が注目せざるを得ないようになるように「調理」したと。その結果が、爆発的な集客につながったわけですね。

だから、あなたが告知文を書こうとしてるなら、自分たちのサービスのよさを一生懸命伝えようとしても意味がありません。この3点をチェックしてください。

  • ピンと来るような具体的な表現になっているか?
  • それは直感的に「欲しい!」と思えるものになっているか?
  • 見込客が大事だと思っていることや、よかれと思ってやっている行動を否定できているか?(または見込客が聞いたことがなくて「それ知りたい!」と思えるしい観点を入れられているか?)

既存客に伝えることと、見込客に伝えることは違います。既存客はお金を払っていて信頼がすでにあるので自分の話を聞いてくれるけど、見込客は興味がない前提なので、「つい注目してしまう」表現を選ぶ必要があるんですね。既存客が自分に言ってくれる「あなたのサービスはここがいい。私はサービスを受けてこう変わった」というのを、そのまま見込客に伝えてもダメです。持っている情報も話を聞く前提も全然違うので、同じ言葉では伝わらないからですね。見込客に向けては、より慎重に表現を検討して、見込客用の言葉を使わないといけないです。

どうですか?

役に立ちました?

「あー、自分は間違ったことをしちゃってるなー」と気づきました?

自分も広告使うの検討してみよっかなーってなりましたかね?

もっと見込客に刺さるコピーを作り直そうと思ってもらえました?

もし、そう思ってもらえたとしたら・・・

残念です(笑)。

「昔のぼく」は上に書いたようなことを教えてました。
が、「今のぼく」がそんなことを勧めるはずはありません。ぼくの論文やメルマガをいつも読んでもらっている方の中で勘のいい人は今回のメルマガの件名を見た段階で気づいたんじゃないでしょうか
これはネタだと。ひっかけだと。

上に書いたようなマーケティングの話は、教えられる人がいくらでもいます。「今のぼく」のポリシーは、他の人が教えられそうなことは基本教えない。他の人がやりそうなことはやらない、ってことです。

過去に自分がやってきたことには誇りを持っています。人をだますようなことは、一回もやってこなかったからです。でも今の自分は、「自分にしかできないことを形にする」ことにしか興味がないんですね。

じゃあ、そんな「今の自分」が、上のLPや、それを使ったビジネスのやり方を見たときにどう思うのか?今のぼくなら何をするのか?について、これから書きますね。

まず、LPを見て思うのは、ダサい、です(笑)。「あー、あなたはそっち系の人ね」って思います。稼ぐためには手段を選ばないタイプだから、煽るのを全然よしとしてるのね、と。昔のぼくもこのLPは「好きではなかった」んですけど、事業を拡大するための「機能としては仕方ない」と割り切っていたんですね。だからビジネスをお金儲けの手段として割り切れる人は、それでいいんじゃないかなと。でも、お金の稼ぎ方、ものの売り方まで含めて、そこに「美意識」を持ってないタイプだなと思います。

昨日のリリースした論文『表現者シップ』の中でも書きましたが、自分にしかできないことをやるために、まず一番大事になるのは、「自分独自のものさし」を作ることです。自分で作った美意識を一番の判断基準にして生きると決めることです。

お金をいくらぐらい稼ぎたいかっていうのは人によって違いますが、そもそも「お金を稼ぐ」っていうのは、資本主義という社会が作ったものさしです。だから、どれだけ稼げるかっていうのを中心に考えている時点で、思考停止してるんですよね。他の人とは違って自分にとって大事なことは何か?」というのを、突き詰めて考えられてない人が、自分だけの独自のスタイルを確立できることはありません。

勘違いしないでくださいね。お金を稼ぐのは全然いいことですよ!大賛成です。ぼくも今後もお金はいっぱい稼ぎ続けます。でも、それが一番じゃないよねってことです。それよりも、他の人がどう思おうとも自分が好きと思えることをやり、逆にたとえそれが儲かることにつながっても自分にとって違和感があることや、「これは本当はやりたくないんだけどなー」っていうことを、自分の人生、ビジネスの中から取り除いていくことの方が、意味があると「今の自分」は思っています。自分を貫くことをやっていった先にしか、唯一無二の存在になるっていう現実は待っていないんですよね。

だから今のぼくの美意識でいうと、どれだけ反応が取れても、煽るってことはやらないです。

じゃあ、「それに代わる手段として、どんな風に自分の活動を広めていくのか?」っていうことは、ぼくの論文と今度やるセミナーで伝えますので、興味がある人は見たり参加してください。

こちら↓

■論文vol.2『表現者シップ』を無料公開します。ここから登録することでPWを受け取ることができます。6月7日(月)の23:59までが期限です。

■6/14と20に開催する「その人の中にある「唯一無二性」を引き出すプロデュース理論」はこちら

ただ、煽らなくなるとどうなったのか?っていうのだけ伝えておきますね。

一番は、お客さんになってからの不満がほとんどゼロになりました『天プロ』について言うと、クレームは1件もないし、プログラムの途中離脱も今まで40人で1人だけです。その理由は、「後で教育」しなくなったからです。

以前は、LPではまずは説明会に参加してもらうために、説明会ではまずは本プログラムに参加してもらうために、多少の煽りは入れていたんですね。煽りとは、嘘ではありません。事実ではあるけど、平均値ではないもの(というか多くの場合最大値)を、コンセプトとして打ち出すことです。それによって期待を高めます。ただ、実際の結果は、個人によって差が大きいので、期待の方が大きかった人には不満が生まれ、クレームやマイナスクチコミにつながっていくわけですね。

だから、煽るだけ煽ってたら、焼畑農業みたいになっちゃうので、どうやってたかというと、あとで教育(情報をより正確に伝える)ことで、期待値の調整をしていたんですね。つまり、上で紹介したLPを見た人が説明会に来たときに、「全員が集客をまったくせずに、月100万稼げるようになるわけではなく、ここで言ってる意味は、集客に力を入れない方が経営が安定するってことです。だから本当に大事なのは、売上をコントロールする力を身につけることです。それを見につけた結果、実際に、入塾前の集客が変わってないのに15万ぐらいだった売上がこうやって100万を超えたって人がいます。他にも・・・」みたいな感じで説明します。これによって、「参加したけどやっぱり集客しないといけなかったじゃないか!」みたいなクレームを防止するわけですね。

この期待値の調整をきっちりやって、煽ってる部分に対しての正確な情報を出していけば、不満やクレームはだいぶん減ります。ただ問題は、煽りをビジネスの中に持ち込むと、どれだけ期待値の調整をうまくやっても、それでもクレームや不満が一定数生まれちゃうことです。

なぜか?クレームは「感情論」だからです。何か言って来られたときに、「いやでもだから、説明会で(または塾の初回に)こうやって説明会したじゃないですか」っていう正論をぶつけても意味がないんですよね。相手が、そう「感じちゃってる」ので、その感情についてはこちらはどうしようもありません。例えそれが本人がちゃんと話を説明を聞いてなかったからだとしても、一番最初に見たLPの煽りコピーが強く印象に残っていたことで、実態よりも高い期待を抱いてサービスの申込をしてしまってたら、思ったのと違ったっていうのは起きちゃうんですよね。

じゃあ、どうすれば、不満やクレームを限りなくゼロにできるのかって話なんですが、らないことにプラスして、サービスを申込むときに、失望する点が生まれないぐらい「期待」を下げることです。あとは、期待を勝手に高く持ってしまいそうなタイプを事前の審査ではじくことです。

1対1のサービスだったらお客さん同士の横のつながりがないのでまだましですが、コミュニティ型だと、不満分子は一人でも存在するだけで、周りに悪影響を与えます。だから、コミュニティ型のサービスで、不満がゼロになると、運営者のストレスは10分の1以下ぐらいになります。だからぼくも今はノーストレスで『天プロ』というサービスを運用できているわけですね。これから長くその仕事を続けていこうと思ったら、ストレスを最小化した「ビジネスの構造」を作ることはめちゃくちゃ大事なんじゃないかと思います。何よりもそっちの方が幸せかつ健康でいられます。

今回のメルマガでは、「昔のぼく」と「今のぼく」の両方を対比することで、ビジネスに対するスタンスややり方を明確に伝えたつもりです。みんながぼくが言ってる方がいいとは全然思ってなくて、人によっての好き嫌い、向き不向きだ思います。なので、この機会に自分はどんなスタンスでビジネス(もっと言うと人生)をやっていきたいのかを考えてみてもらえたら嬉しいです。

最後に、1点。1年ぶりのある人気企画の案内です。1年前にLINEのオープンチャットで、やまけんのビジネス相談室」っていうのを1週間かな?限定でやりました。オープンチャットは匿名で入れるので、普段は相談する心理的ハードルが高いことでも、個人が特定されないから聞きやすいっていうメリットがあります。かつ、より深い質問や相談がくるのんで、ROM専で見てるだけでもものすごく学びがあります。

先月で『天プロ2期』が終わって、来月から3期がスタートするまでの間、ちょっと時間があります。なので、今日から2週間(6/13まで)を目安に、『やまけんのビジネス相談室』を期間限定で復活させます。入ってもらったら、何を聞いてもらっても大丈夫です。

  • 論文についての質問
  • 自分のビジネスにおける集客やサービスとかについての相談
  • ぼくがどうやっているのかを知りたいことについての質問

など、なんでも質問相談できます。今回のメルマガのように一般的なビジネス講座だったらこうやって教えられるかもしれないけど、ぼくはこう思う(実際に自分はこうやってます)」ってことをいっぱい伝えられるかと。本来は返信が超苦手で1週間後ぐらいに返すことも多いタイプで、即レスなんてとんでもないっていう感じなので、質問相談に答えるタイミングは、気が向いたときにってなるとは思いますが、それでも期間限定なので数日以内には答えます。

てなわけで、興味がある方はぜひ入ってみてね!いつでも入ったり出たりできます。なかなかないお得な無料企画なので、知り合いに教えてあげてもらっても全然OKです。
「やまけんの自由気ままなビジネス相談部屋」はこちら
https://line.me/ti/g2/cueiy1jvNvYBZ5lM0iDdug?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default

では、またー!

やまけん


転記終了

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私が普段からお世話になっている方の中に、北原さんという経営者がいます。

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