メルマガのバックナンバー

ストレスも働く時間も「設計」次第でここまで減らせます!

この記事は、ぼくのメルマガのバックナンバーです。メルマガでは、「最新の天才研究についてや、ぼくがプロデュースを手がけるアート型ビジネスの最新事例など」について書いています。他にはない独特な長文芸にある種の中毒性があるとかないとか、噂されるそんな不普通のとはちょっと違った『変なメルマガ』です。メルマガはこちらから無料で登録できます。

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【以下転記】2022/1/9のバックナンバー

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こんばんは、やまけんです。

今日は元旦に送った、最近のぼくがやっている仕事を、さらに具体的に伝えてみようと思います。ぼくが人のプロデュースをやるときは、どんなポリシーを大事にしながら、具体的にどんな手順や方法で、設計をしていってるのか?について事例を使って、書いてみます。

仕事に追われてドタバタの状態から、週16時間だけ働いて、家族とゆっくり幸せに過ごしながら、幸せに働けるようになった人の事例について書きますね。

この話を聞くと、「設計」次第で働くことにストレスは相当減らせる!ってことが理解できると思います。ストレスが減ると、ほんと人生が変わります。

今から話す人の場合どれぐらい変わったかって言うと、子供が一人いるけど夫婦での会話がなく「いつか離婚するかも、そのためにちゃんと安定した収入の基盤を作っておかないと」って考えてたところから、1年で夫婦の会話、一緒にゆっくり食事する時間が劇的に増えて、考えてもなかった「2人目を作ろうか」って話になって、すぐ子供ができちゃったってぐらい劇的な変化がありました



じゃあ、仕事の組み立て方をどう変えたことで、ストレスが劇的に減ったのか?

これは碇たみ子さんっていう、ぼくが「個別プロデュース」でサポートしている人の話です。関わり始めて今でちょうど3年ぐらい。天プロとかアート型ビジネスって概念ができるより随分前の話です。

出会った頃のたみ子さんは、マンツーマンで「目立つプロモーションのやり方」を教えていました。その人のキャラに合った自撮りの撮り方と、それをどうデザインして見せたら、人の目に止まってファンが増えるのかってことですね。ぼくはすごい身近な人でたみ子さんの個別コンサルを受けてる人がいて、「すごくいいですよ。是非どっかで一回紹介したいです」みたいに噂を聞いてたんで、なんとなくいい人柄と、腕がある人なんだろうなーとは思ってたんですね。

で、そのときかなり久々に個別相談を何人か募集したらたみ子さんが申し込んでくれて。で、何で申し込んだんですか?って聞いてみると、「フリーランスになって1年なんですけどなんとか毎月会社員の給料ぐらいの収入は稼げるようになりました。でもずっと自転車操業でやってきたので、息切れをしかけてる感じがして。それを一回自分でも整理したいと思って申込をさせていただきました」みたいな感じだったんですね。

それでいざ会ってみて、今やっていること、課題に感じていること、これからやりたいことを聞いてみました。で、すぐにわかったのは、「そりゃあ疲れるわ」ってことだったんですね。お客さんにはすごく満足してもらいたいっていう「貢献欲求とストイックさ」が掛け算になった人の典型パターン的な、サービスの作り方、働き方と収入のバランスだったからです。だから、そら息切れするし時間ないわなってわかりつつ、ぼくが信頼してる人がなんであそこまでたみ子さんのことを激推ししてきたかもよくわかった感じでした。

良い意味ではすごい濃いサービスが提供できてる。悪い意味では自分のエネルギーをひとりのお客さんに注ぎ込み過ぎてたんですね。「設計がない」から、サービスを含めた働き方と、自分が求める人生に大きなギャップがあったわけです。

じゃああとは、ぼくが「設計」で関わることで、働き方のギャップは解決できるなーと思って、プロデュースで関わることにしたんですね。



関わるようになって3ヶ月ぐらいで、働く時間は今までの半分以下になって、売上は倍以上になりました。

じゃあ、具体的にどんな設計をしたことでそうなったのか?

ぼくはプロデュースで関わるときは、基本3つの順番で設計していくんですね。「理想のライフスタイルの明確化→ポジションの設計→プロダクトや集客設計」の順番です。



まず最初は「理想のライフスタイルの明確化」です。これが、ぼくが他のビジネスコンサルタントとかなり違うところですかね。どうやって売上をあげるか?ってところから入らないんですね。売上をあげるのはあくまでも手段で、ビジネスをやっていくことで、自分が理想とする過ごし方に近づいていくかどうかです。

このポリシーをぼくは「LIIFE>BUSSISNESS」と表現しています。あくまでも、ビジネスは自分がやりたいことを実現するための手段であるって考え方です。

で、たみ子さんに聞いてみたんですね。「例えば3年後とか、どんな時間の使い方ができてたらいいですか?」と。「じゃあ、仕事はうまくいきながらも、子供とゆっくり過ごせる時間がほしいです」と。「なるほど、じゃあ働く時間を少なくすることは絶対大事になりそうですね。ちなみに具体的には、超理想を言ったときに、働くことが週に何時間以内だったら良い感じですかね?」「息子が発達障害で、いろいろとやることがあるので、本当は週4日1日4時間で完結なんかできるようになったら、ほんとに嬉しいですね」「OKです。じゃあ週16時間以内で、サービス提供も情報発信や集客とかも全部おまさまるように設計していきましょうか」と。「え、そんなんできるんですか?」と。「すぐには難しいかもしれないけど、1つ1つ作っていったらできると思いますよ」と。まあそんな感じで聞いていったんですよ。あとは、収入はいくらあればいいのかって聞くと、「毎月50万が安定したら嬉しいです」と。これで、たみ子さんが人生において、特に何に価値を置いていて、何により多くの時間を使いたいのかがわかったんですね。



じゃあ、次は、「ポジションの設計」です。ポジションの設計には、お客のニーズとか競合になり得る人たちはどんなサービスを提供していて何を売りにしているのかとかいろんな要素が必要なんですが、一番大事なのは「その人の一番の強さをどこに作るのか?」ってことです。

あとの例でもでてきますが、サービスはあくまでのその人が元々持ってる強い魅力が最大限に活かされる形にするんですね。ここも多くのビジネスコンサルとの違いです。一般的には、こういう分野だったら、こういうサービスをやるよねってサービスが先に決まってくるんですよね。こういうコンセプトでこういう金額だと、こういうサービスになってくるよねみたいな。

でもぼくの場合は逆です。なぜなら、サービスのゴールの最低条件は、「顧客を感動させて魅了する」ことです。安定してお客さんを感動させられるかどうかは、その人の最大限の強さに触れてもらってるかにかかってるんでね。

たみ子さんとしては、フォローの手厚さが強みだと思っていました。だからマンツーマンできめ細かく教えられるようなスタイルをとっていたわけです。でもぼくはいろいろと話を聞いた上で、違うとこに「強さ」をもっと置いた方がいいなと思って、別の魅力を中心に持ってくることにしました。



で、強さとポジショニングの方向性が決まったら、ここでやっと「サービス設計」です。たみ子さんの場合は、マンツーマンのサービスがすでにあったので、それを再設計してリニューアルしました。

再設計をするときに満たすべき条件はわかりますかね?

  • ・まず集客とか発信とか含め、働く時間が週4日1日4時間(つまり週16時間)におさま 
     りえること
  • ・それでいて収入が月50万以上が安定し得ること
  • ・で、たみ子さんの一番の強さがインパクトある形で伝わること
  • ・かつ、フォローの手厚さがなくなっても今までと同等かそれ以上にサービスに感動しても
     らうこと

です。建築家が家を建てたい人に叶えたい要望を全部聞いた上で、設計をする感じです。みんな漠然とこんな家に住めたら最高っていう理想があっても、当たり前ですけど専門知識と技術がないから、じゃあそれはどうやったら実現できるの?っていう設計図を書くのことはできないわけですからね。それと同じでみんなはあーしたいこーしたいっていうこだわりや理想はあるけど設計はほとんどの人が苦手ので、ぼくも建築家のように、その人の理想をしっかり聞いた上で、設計をします。

で、集客やサービスを設計するときに大事なのは、苦手なこと、やりたくないことを知ることです。ここ、ポイントです。これをやれてないと、働くごとにストレスが発生するからです。ストレスはたまっていくと、「もうやりたくない」ってやめちゃうことになります。なので、全体設計の中でも、この「ストレスを最小化したサービス提供方法や情報発信の方法を設計する」ことはものすごく大事です。

で、それらを踏まえて設計して、リニューアルしたサービスをリリースしたら売れて、働く時間が半分で、売上が2倍以上になったんですね。それでいて、前よりもストレスが少なく、お客さんも感動してクチこんでくれて、たみ子さんは前よりも子供との時間を過ごせるようになったと。



じゃあ、設計って具体的にどうやったの?って思われるかもしれないですけど、これすごい細かいんで、説明してたらものすごく長くなちゃいます。でも、特に大事だったポイントだけピックアップして伝えると、たみ子さんの場合は、一番の強さを、手厚いフォローから「世界観」に置き換えたんですね。これによって「感動を作り出す魅力」を大きく変えました。

どういうことか?

今までマンツーマンで濃く関わってきたことで、ノウハウは十分にたまっていたけど、それの整理がされてなされてなかったんですね。だから、別の人に同じことを教えることがめちゃくちゃ多かったんです。で、そこをひとつひとつ言語化するってのをやってもらいました。

たみ子さんは、SNSで目立つプロモーションの方法を教えてたんですけど、聞いててすごいなって思ったのは、ひとりひとりの見せ方が、その人のキャラクターに合わせて全部違うってことだったんですね。そこでぼくは聞いてみたんです。「これって大変かもしれないけど、今まで提案してきた見せ方を分類するとしたら、何パターンかにまとめられないですかね?」って。じゃあ「やってみます」と。で、後日やってもらったら、「9パターンになりました」と。どれどれって聞いてみると、へーそういうロジックで見せ方の方向性をどこに振るか決めてるんだーと思っておもしろかったんですね。それ以外もやってるきたことの整理と言語化をしていくと、「これならマンツーじゃなく講座形式でも十分イケるな」と思ったわけです。これで、マンツーマンだったことで、困ってた時給単価の限界を超えれると。

ただ、ここまでは他のビジネスコンサルタントの人でも、コンテンツ化をちゃんとやってきてる人だったら提案できることです。ぼくにとって大事なのは、この次です。どう味付けするか?これによってすべてが変わってきます。

で、ぼくは、伝えたんですね。「たみ子さん、いいですか、面倒くさいことを言いますよ?ぼくはたみこさんが本当に売ってるものは、自撮りの撮り方を教えることでも、デザインについて教えてあげることでもなくて、“世界観”だと思っているんですね。なので、たみ子さんがやることは、見込客向けでも既存客向けでも、できる範囲はすべて、”独自の世界観”が出るようにしてほしいんです。なので、テキストも普通のコンテンツがわかりやすく整理されてるだけじゃなくて、ここまでやるのか?ってお客さんがびっくりするぐらい作り込んでいきましょう」と。っていうわけで、よくある箇条書きのパワポみたいな感じじゃなく、デザイン力を活かしたテキストの作り込みをやったんですね。

で、実際に講座が始まったら、狙いは的中。テキストを渡したときにそれを開いたお客さんが「すごい!」と目を輝かせてると。

ちなみにテキストはこんな感じでした。↓



これが一番の強さを使った、感動の設計です。サービスを設計するんじゃないんです。「感動を設計する」ことがすごい大事なんですね。



こんな感じで関わっていくんですが、実は設計はまだ終わりじゃないんですよ。まだ、理想通りになってない箇所があったんですね。多くの人が抱えている悩みですが、集客と発信が苦手だけどすごく時間が取られるという問題です。

たみ子さんの場合普通の人よりも使える時間が少ないので、どれだけ設計によって効率化できるところを効率化しても足りません。なので、今度は、外注できそうなことは全部人にやってもらうように変えることにしたんです。初めて、「外注なんてもっと稼げるようになってから」とか「こんなことを本当に人にお願いできるの?」って感じだったんですね。みんな外注に慣れてない個人は、外注しようとしても失敗するんですよね。外注する相手をうまく見極められなかったり、依頼の仕方が悪かったり、任せるべきでないことを任せちゃったりとか。なので、その辺のやり方も伝えてできることは、全部外注できる体制を取っていきました。

例えば、情報発信と集客。ここは一番時間が取られるから、広告に働いてもらうことにしたんですね。この広告を出すときも一般的なやり方とは違います。

前までは、デザインセンスはあるけど、コピーライティングがみっちりされていて文字が多くて、”よくある感じのLP”だったんですが、ここもぼくのプロデュース方針を活かして、一番の強さって感動や憧れを生む設計に変えました。

どう変えたのかっていうと、どうすればたみ子さんと相性が良いお客さんが、初対面から感動して好きになってもらえるかを考えたんですね。その結果、世界観をもっと前面に打ち出すLPにすること。そのために、文字を極限に減らすことにしました。で、できたのがLPがこれです。↓


(実際のページはこちらから見れます。世界観や自己表現を深めたい方は、実際にメルマガ登録して読んでみると勉強になるかと!)


なかなかインパクトありますよね?

で、これも狙い通りうまくハマりまりました。広告が集客してくれることによって、今まで時間を取られまくってた発信は、好きなとき、時間に余裕があるときだけで済むようになりましたそれ以外でも、外注できそうなことは全部試して人の力を借りるようにしていきました。メルマガのライティングも自分が話して人に書いてもらうようにしたり、コンテンツ化も質問してもらって答えていくことでうまく整理や言語化をしてもらうようになりました。



で、極め付けに、「家事もできる部分は外注してみてください」って伝えました。そしたら、”事件が起こった”んですね。自分が苦手だった朝食をときどき外注してみたんですね。そしたら、食事のときに夫婦で楽しく会話するっていう何年も前からなくなっていた時間が戻ってきたんです。これまでも、本当は昔みたいに夫婦で仲良くしたいっていう思いはあったと。でも共働きでどちらも大変なのに、なんで私がばっかり我慢して料理とか作らないといけないの、みたいな不満が心の底にあったから、気分良く話したいってならなかったみたいなんです。それが自分が料理を作らなくていいってなると、すっきりした気分で家族3人でテーブルを囲んで、楽しく会話するようになったんですね。それで何ヶ月か経つと、息子が弟がほしいってずっと言ってたけど、今の状況だったら2人目作れるかもと思って、夫婦で話して、子作りしたらすぐに2人目ができちゃったんですよ。ちょっと前までいつか離婚するかもって考えていたところからのこの変化なので、これは事件じゃないですか?笑

理想のライススタイルの明確化のところで話したように、たみ子さんの価値観は、ビジネスでの成果よりも、家族と幸せな時間を過ごすことの方にあります。だから、2人目ができたこと。その前にそうしたいって思えるぐらい夫婦の仲が劇的に良くなったこと。で、子供ができてもたっぷりと時間を取って関わってあげられるだけの、時間的精神的な余裕ができたこと。これがどれだけインパクトがあるか伝わりますかね?

これがぼくがいう「LIFE >BUSSNESSS」のプロデュース方法です。たみ子さんはもう2人目が生まれてますが、またそういった赤ちゃんができたっていう環境的な変化に合わせて、働き方を再設計したりしながら、今も幸せに自分がやりたいことを追求しています。冒頭で伝えたように、「設計」次第で、ストレスはかなり減らせます。で、ストレスが劇的に減ると、楽になるだけじゃなく人生が変わります!

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