開催済みイベント

自分の個性を解放するための「アート合宿」

「自分の個性を解放する」ことを目的にしたアート合宿を開催します。

合宿のコンセプトは「自分に還る」です。日常の生活から切り離された環境で自分の内面と向き合い、自分とつながり直すことで、自分が本来持っている個性や創造性を思い出す時間にしてほしいと思っています。

絵を描くことを目的にしてないアート合宿

「アート合宿」と聞くと、絵が苦手な自分には関係ないと思われる人が多いはずです。アートという言葉に難しくて近寄りがたい印象を持つ人もいるでしょう。

ただ、ぼくたちが開催するアート合宿は、絵を描くこと自体を目的にはしていません。絵はあくまでも「自分の内面と深く対話するため手段」という位置づけです。

だから、この合宿では絵の描き方を教える講義の時間はありません。

参加者それぞれが思い思いに、描きたいように絵を描く。または、そのときの気分で、絵を描かずに散歩に出かけたり、温泉につかるなど自由に過ごす。

この場には「上手い下手」といった評価の概念はなく、「自分はどうしたいのか」「自分はいま何を感じているか」といった主観の世界がじわじわと広がっていくだけです。

子どものころの自分を思い出す

何かを教える講師という存在はおらず、それぞれが絵を描くことに対するハードルを下げ、絵を描くという行為そのものの中に純粋な楽しみを見出し没頭できるように支援するファシリテーターという存在がいるだけです。

絵というツールの新しい使い方を覚えさえすれば、あとは各自の中で自然と起こるべき気づきが起こっていきます。普段は感じることが少ない自分の中にある感情に気づく人もいれば、子どものころの自分を思い出す人もいます。いつからかあきめらていたことに気づく人もいるでしょう。

プログラム中は、自分ひとりで自由に過ごす時間と、ご飯の時間やグループでのシェアの時間など、他の参加者とゆったりと話す時間があります。何をしてもいいという安心安全な場での、自分に深く潜っている参加者同士での交流や対話は、自分の中で起こった気づきをさらに促進してくれます。

自分という存在を新陳代謝させる

喧騒な日常や役割から距離を置き、自然豊かな環境で自由に数日間を過ごすことは、多くの人にとっては希少であり貴重な時間になることでしょう。

合宿を終えるころには、これからの自分には不要だと思えた何かを手放し、これから自分が大切にしていきたいものを感覚的につかめたことで、清々しい新しい自分に小さく生まれ変わっている。自分という存在に新陳代謝が起きることで、自分の個性が回復されている。ぼくたちがやっているのは、そんな合宿です。

ひとりひとりの中にある個性が、自然ある環境や他の参加者との相互作用によって呼びもどされていくような、生命感がある場にしたいと思ってこの場を主催をしています。

なぜ、絵を描くことが「自分に還る」ことつながるのか?

世の中には、自分の個性を知るためのさまざまなサービスやツールがあります。コーチングもそうだし、自己理解を高めるためのプログラムみたいなものもそうでしょう。

これを書いてるぼく(やまけん)自身、自分が主催する「アート型ビジネスの構築」を目的とした『天プロ』というプログラムでは、いろんな手段方法を使って各自が自己理解をアップデートできるような支援をしています。それでも「足りない」と思う部分を補うために峻ちゃん・ゆっことアート合宿を年2回のペースで定期開催することにしました。

では、世の中にある自己理解を深めるための手段と、アート合宿と違いは何なのか?ぼくは大きくわけて「3つの違い」があると思っていて、その違いこそがアート合宿が持つユニークな存在意義です。

思考に休暇を与え、「感覚・感情」を主人公に

まず1つ目が、絵をツールとして使うことの意義です。絵を描くという行為を、「上手い下手の評価がない」文脈において使うことで、普段はどうしても優位になりがちな「思考」を制御できる、言い方を変えると「思考さんにしばしお休みしてもらう時間をつくる」ことができます。

絵を使うことで、映画『燃えよドラゴン』で有名なセリフ、「Don’t think! Feel.」が可能になると。思考の代わりに、「感覚や感情」を主人公にすることで、日常の中では見落としがちな自分にとって大事な一面が見えてくる。見落としていたり忘れていた感覚や感情の中に、これから自分が解放していきたい個性が含まれているわけです。

絵を使うことによって得られる体感的価値については百聞は一見にしかずなので、「絵を描くことで大切なことに気づく」とはどんな感じなのかはこちらから参加者の感想を見てもらえたらと思います。

自分にとっての心地いいを最優先に過ごす

次に2つ目が、自然がある環境で自分を満たすことを最優先にできる時間です。自分がやりたいことをやり、考えたいことを考えるためだけに、仕事を止め、家を空け、4日間という時間を確保する。自分のためにこれだけの時間をつくる決断をし、必要な交渉や調整するだけで、「自分のことを大事にする」とはどういうことなのかを体感する人も多いでしょう。

逆に言うと、それぐらいぼくたちは、日常の中でがんばって責任を果たすことに流されがちだということです。アート合宿でメインファシリテーションを務める峻ちゃんはよく「赤ちゃんのような感情・欲求を大切にしてね」と言いますが、自分の基本的な欲求を満たすことを優先するという時間空間は、ぼくたちに豊かさとは何かを思い出させてくれます。

「自分が自分でいられること」以上に大事なことはない

3つ目が、主催であるぼくたちが大切にしている価値観です。世の中にある自己理解を深めるツールの多くの目的は、今より高いパフォーマンスを出すことに置かれています。つまり社会で活躍するという文脈です。それに対してぼくたちは、どうやって社会で評価されるようになるのかよりも、まずは「その人がその人でいられること」が何よりも大事だと考えています。

自分の直感に従い、自分の感性を信じて生きられる人が増えるといい。この価値観をもとにして場づくりをするからこそ、参加してくれるメンバーが安心安全を感じ、自由にのびのびと過ごし、自分に還ることができると思っています。

参加者の声

奥底に眠っていた個性が解放したのを体で感じました。

参加してよかった。直感に間違いはありませんでした。なんでこんなにも涙が溢れるんだろう。振りかえる今もまだ言葉にしたくない出来ない思いを感じています。

ひたすら本来の自分に集中しました。その集中のためにも温泉があったのは大きかったです。アートとは何だろう、表現することへの違和感やブレーキが自分にこんなにもあったことに気づかされました。個の向き合いだけでなく、人がいること、みんなの中でいること。横にも前にも自分の人生に真剣な人がいる、この安堵感と悔しさ、入り交じった感情が、私のアートに向き合うエネルギーになっていました。気がつけば。

アートを通じて、ゆるせないゆるしたくない自分を見つづけた。人の気持ちの温度を感じたり。人と人との響き合いや振動の純度が高い場。うそがないというのか。ここで得た心地よい体感覚のままどこまで居られるのだろうと思いながら帰路につくと、新幹線を逆路線に乗ってしまったり、切符を二重に買っていたようで車掌さんに笑われたり、何とか乗れた終電もぼーっとして乗り過ごして暗闇を歩いて帰りながら、思いました。「奥底に眠っていた個性が解放したな」。頭ではなく、体感覚で腑に落ちたことが喜びです。

特に良かったのは自由にさせてもらえたこと。温泉も、休けいも、深夜絵を描くことも、自由OKだと言ってくださるだけでなく、自由OKだと腹の底から思ってくださっていることが、大きかったです。

(原美穂さん)

子供の頃を思い出す体験でした。

面白かったし、当初の目的の「感性を拓く時間にしたい」が達成されて驚いた。(期待してなかったわけではないけど、思考によっていた状況から感性に寄せていくのは結構時間がかかると思っていたからまさかここまで感性を取り戻せるとは思ってなかった。)

自分にとっては「子供の頃を思い出す体験」でした。それにより、自分がもともと持っていたであろう感性を取り戻せたこと、また子供の頃にはそれらが「将来のために必要ないもの」として切り捨てていたけど、本当は大切にしたいものだったことなどを気づきました。

特に良かったのは、自由で居させてもらえたこと。同じ場に居ても団体行動をしなくて良くて、みんながコラージュの作品の発表会しているときに横で楽器を叩いていても誰も何も言わないでくれた。このときは無関心なのではなく尊重してもらえたという感覚。

また、描き方や描くテーマを与えられなかったことも良かったです。最初はテーマがないとどうしたらよいかわからなかったけど、でもだからこそ最終的に「自分を表現したい」の思いを満たすことができました。

(戸笈拓海さん)

私は可能性に溢れてるじゃないか!と思えました。

目的を定めず、絵を描く経験。

何十年もキャンバスに絵を描くことをしてこなかったので、本当に絵が描けるのか真剣に心配でしたし、抽象絵画というものをどう考えてどう絵にしていくのか、皆目見当がつかず不安でいっぱいでした。

それが一つ目のワークからそんな心配が全部吹っ飛ぶくらい楽しむことができて驚きました。私にはどこかで「美術の世界から脱落したもの」という感覚がずっとありました。それは学生時代、本当は行きたかった芸大受験をしなかったこととか友人たちと自分の力の差に打ちのめされたこととか、就職も美術・デザイン系の仕事を選ばず事務系の仕事を選んだこととかが影響していると思っています。

それが今回のアート合宿で「絵を描くことを楽しんでいる自分」を発見して、何か単純に「美術の世界に私は存在していていいんじゃないか」という気持ちになれたのです。

大学を卒業してからずっと遠ざかっていて、「私が触れてはいけない世界」のように感じていたのですが、そんなことはなかった。才能があるとかないとかそんなことに関係なく、自分の立ってる場所で楽しんで描けばいいだけなんだと思いました。そう思った時、頭の上にあった何かがなくなって、スコーンと抜けたような気がしました。なんだ、私は可能性に溢れてるじゃないか。そんな万能感を伴った何かでいっぱいになりました。

アート合宿は私に新しい世界の扉を開く鍵を渡してくれました。本当に参加してよかったです。

(白米山みどりさん)

絵を描いている時間は、没頭できる幸せな時間でした。

今回のアート合宿は、すごく豊かな時間だったと感じる体験でした。

なぜそう感じるのか?それは、自分自身が納得できる絵が描けたから。絵を描くプロセスやその結果によって、自分が大事にしている価値観(「本質」「探究」「創造」「交流」)を満たすことができたから。

これにはどんな意味があるのか?納得できる絵が描けた。これは、私にとって、自分を表現する楽しさをこれまでにより強く体感できる出来事でした。なぜなら、より一層深いところで自分と繋がれて、それを納得いく形で表現できたから。幼少期のインパクトの大きい出来事に対する感情や体感覚に、言葉や色、形を、自分の感性で与え、そこに一致感があったことが一番のポイントだと思います。

絵を描いている時間は、没頭できる幸せな時間でした。また、絵を通じて、自分の本質を表現する(創造の価値観)。昔の自分であれば、怖くて人に見せることはできなかった(そもそも参加していない)と思いますが、それが躊躇なくできるようになっている自分に成長も感じました。

(岩本祥一さん)

ダメな自分を好きになれそうな感じです。

控えめにいっても最高の合宿でした。

人の出会いでしか人は変われないことが腑に落ちました。これまでこじらせてた部分の原因解明が言語化できそうなところまできてます。自分の場合、すべては自分のふがいなさからくる怒りやイライラを誰かにせいにすることで向き合うことをしてこなった感じですね。自分の劣等感がエネルギーになっているため、負の感情の時に成果と結果が出やすい傾向になっていました。結果的に本当にダメな自分を誰にも見せることができなかったことが元凶だったように思います。そこが変わって、いい意味でダメな自分を好きになれそうな感じ、いい感じで付き合っていけそうな感じになってきました~。

宿、八ヶ岳という土地、温泉。とにかく自由なところ。アートをみんなで共有したり破壊したりするワークなどが特に良かったです。

(伊藤直樹さん)

予想以上の破壊と再生を引き起こしました

思考から離れて、自分の奥の奥にあるものを出したかったという願いが叶いました。深夜まで絵に没頭して描き続けるという行動は、予想以上の破壊と再生を引き起こしました。

どんな自分であっても受け入れよう。何が起こっても、このまんまの自分を表現していきたい。していこうと決めました。

イケイケなビジネス系の団体だと馴染めないだろうと、少し不安がありましたが、実際は、ピュアに真摯に、アートという自分に向き合う、探究と熱意に溢れたグループとの素晴らしい時間でした。

(I.Yさん)


さらに他の人の参加者の感想もみたい人はこちら

開催場所

アート合宿では、都会と一定の距離を置いた場所、参加者がその場所で過ごすだけで満たされる心地よい空間を大事にしています。全国からいろんな候補を探しましたが、周りに豊かな自然があって、ご飯がおいしく、温泉も気持ちいいので、前回開催に引き続き山梨県の清泉寮という宿泊施設で開催します。以下は、清泉寮のインスタグラムから拝借した写真です。

運営メンバー

中村峻介(担当:メインファシリテーター)

1987年生まれ
多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻を卒業後、チームラボ株式会社に入社。独立後、アーティスト活動を開始。
ペルーでのシャーマンのセレモニー、スウェーデンでのネイティブアメリカンの通過儀礼等の経験などを通し、深層心理、量子論、天文学、民俗学などに関心を寄せる。それらを基に、時間や空間を超えるもの、意識と無意識、見えるものと見えざるものの『境界線』という、自己と他者を縁取るものや、世界で生じている曖昧かつ不可視な事象について、抽象絵画やワークショップ等といった多様なメディアを通して、問いかける。
(ポートフォリオはこちらから見れます)


峻ちゃんが大事にしている世界観が伝わるので、よければこちらの記事もご覧ください。↓

大野幸子(担当:ファシリテーター/運営見守り)

東京都在住のアーティスト、コピーライター

1987年生まれ、福岡県宗像市出身
慶應義塾大学文学部 社会学専攻 卒業

​大学卒業後、マーケティングベンチャーにて法人営業を担当。その後起業し、コーチングや企業研修のマネジメントを行う。2017年より経営理念や社名、ブランドコンセプトの開発を行う「想いの翻訳事業」を開始し、65社に関わる。
2020年より、知人からの強い勧めで、全くの未経験から画家としての活動を始動。(アート合宿メインファシリテーターのしゅんちゃん(中村峻介)からメンタリングを受けながら制作)。「直感・即興・無意識」をテーマに、その時々のインスピレーションを画面に起こす即興的なプロセスで制作を行う。活動を開始して1年で3回の個展を行い、これまでに個人、企業、サロン、スタジオ、クリニック、モデルルームなどに200点を超える作品を納品。
「人が自分の人生に感動する瞬間をつくる」という理念のもと制作し、絵を描いたことのない人向けのアート合宿も定期開催している。
(ホームページはこちら

山田研太(担当:夜の飲み)

毎日「天才」についての研究をしている変態研究家。 研究の傍、売上よりも個性や美意識を優先し自分にしかできないことを形にする「アート型ビジネス」という考え方を体系化。その考え方を独自の「論文」形式にまとめて定期的に発表したり、実際にアート型ビジネスを設計構築する場として『天プロ』を主宰。2019年にKADOKAWAから「天才について書いた本を出します」と言って全然出る気配がないので、本を出す出す詐欺として一定の認知を得ている。アート合宿では、夜に会場にて開催される自由参加の飲みを取り仕切る。
(詳しいプロフィールはこちら

よくある質問

■部屋は相部屋ですか?個室対応は可能ですか?

部屋は基本的に、2〜3名の相部屋になります。これには「部屋に帰ったときに『ご自身の通常モード』に戻りにくくする」という意図があります。

またアート合宿では、期間中にお仕事やオンラインでの打ち合わせなどを入れないことを推奨しています。せっかく自分のために時間を確保するのですから、普段の役割から解放され、「自分が自分のままである」という経験から何かを持ち帰っていただきたいと考えています。そのような考えがある中で、部屋が相部屋だとその通常から離れたモードを継続し、よりアート合宿の効果を得られることがわかりました。そういう背景で、相部屋での参加を推奨しています。 ただ、もしどうしても個室をご希望する際は、追加料金(1泊1万円程度)をお支払いいただくことで対応も可能です(宿に部屋の空きがあった場合に限ります)ので、個別でご相談ください。

■ キャンセル料は発生しますか?

画材の準備や宿のキャンセル料などにより、期日より以下の費用が発生します。 1ヶ月前まで:参加料金の10% 1ヶ月前〜14日前:参加料金の30% 13日前〜3日前:参加料金の50% 2日前〜当日:参加料金の80%

アート合宿の開催概要&申込について

【開催日時】
開始:2022年12月2日(金)15:00
終了:2022年12月5日(月)16:00
※時間については多少の変更の可能性があります

【開催場所】
清泉寮
山梨県北杜市高根町清里3545
https://www.seisenryo.jp/index.html
▼アクセス
https://www.seisenryo.jp/access.html
※新宿から最寄りの清里駅までは、電車で2時間半程度です
新宿からの直通バスは現在休便中のため、電車または車での移動になるかと思います

【定員】
30名(先着順)
※最低催行人数は20名になります。申込人数が20名に満たない場合は延期にさせていただきます

【参加費用】
料金:220,000円(税込)
早割(10/31までの申込限定):176,000円(税込)
※上記金額には、宿泊費、食事、プログラム費用、画材一式が含まれます

【お支払い方法】
振込一括

【申込方法
お申し込みフォームからお申し込みください
※今回は予定が合わないので、次回の開催に興味があるという方はこちらからアート合宿専用の公式LINE(必要な案内が月1回届く程度です)にご登録ください。

【申込締め切り】
定員が埋まり次第申し込み締め切りとなります

最後にぼくが初めてワークショップに参加したときの感想もちらっと置いておきます。

「自由に絵を描くワークショップに参加したらすごかった」
https://onl.sc/BxEXr2P


やまけん(山田研太)が秘密の話を書く場所です。
恥ずかしい話、最近考えていること、賛否両論出て炎上するかもでSNSでは書くのをためらうこととかです。すごいおもしろい自信があるので、ぜひ一度読んでみてください!おもんなかったら、即解除してくださいw

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